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株価指数先物【引け後コメント】 やや下を想定しつつも、イレギュラー的な局面では押し目狙いのロング対応


大阪12月限
日経225先物 28060 -100 (-0.35%)
TOPIX先物 1992.5 -12.5 (-0.62%)

 日経225先物(12月限)は前日比100円安の2万8060円で取引を終了。寄り付きは2万8050円と、シカゴ日経平均先物(2万8090円)にサヤ寄せする格好から、売り先行で始まった。寄り付き直後につけた2万8060円を高値に下落幅を広げ、現物の取引開始直後には一時2万7900円と2万8000円を下回る場面も見られた。ただし、前日に弱い値動きだった香港ハンセン指数などアジア市場の上昇に加え、グローベックスの米株先物が小幅ながらプラス圏で推移するなか、前場半ばにかけて寄り付き水準まで下げ渋る動きとなった。その後はこう着感の強い値動きを継続し、後場は2万8000円~2万8050円辺りのレンジで推移した。

 中国政府の「ゼロコロナ」政策に対する抗議活動が拡大するなか、その動向が警戒されていたアジア市場が上昇した。中国当局が抗議行動を受けて記者会見を開くと報じられるなか、一部譲歩も示唆すると伝わった。この報道を手掛かりに、上海指数が2%を超える上昇を見せたほか、ハンセン指数の上昇率は5%を超えた。

 日経225先物はこの報道が伝わった後場半ば以降、日中の高値水準で底堅い値動きを見せたものの、寄り付き水準を上回ることはできなかった。前場半ば辺りまでで短期筋のトレードは一巡しており、後場はリスクを取りに行く動きは限られていた。パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の証言や米個人消費支出、米雇用統計の発表を控えているなかでは、リバランスの動きにとどまりそうである。

 日経225先物は2万8000円での底堅さは見られたが、上値はボリンジャーバンドの+1σ、5日移動平均線が位置する2万8160円~2万8200円辺りでの上値の重さが意識されてくるようだと、オプション権利行使価格の2万7875円、25日線が位置する2万7750円辺りまでの調整は引き続き想定しておきたい。10月安値からのトレンドをキープするうえでは、25日線は割り込みたくない水準であり、イレギュラー的な局面では、リバウンドを想定した押し目狙いのロング対応とみておきたい。

 不安定な相場展開ではあるが、12月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げペースを緩めるとの見方は維持しつつも、相次ぐFRB高官のタカ派発言によってロング比率は高まっていないだろう。ショート勢はリバランスに伴うショートカバーの動きを継続しつつも、依然としてショート寄りと考えられる。米大型テック株や半導体株の足元での弱い値動きなども手掛けづらくさせており、ポジションがロングに傾いている状況ではないだろう。

 手口面ではBofAが710枚、JPモルガンが680枚程度の売り越しに対して、ABNアムロが1380枚程度の買い越しだった。TOPIX先物はソジェンが3530枚、大和が820枚、BNPパリバが800枚程度の売り越しに対して、バークレイズが1340枚、ゴールドマンが970枚、ABNアムロが560枚程度の買い越しだった。

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