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話題株ピックアップ【夕刊】(1):DyDo、資生堂、三菱重

■DyDo <2590>  4,840円  +185 円 (+4.0%)  本日終値
 ダイドーグループホールディングス<2590>は朝安後に切り返す展開。28日の取引終了後に23年1月期第3四半期累計(1月21日~10月20日)の決算を発表し、営業利益は前年同期比55.7%減の23億2600万円だった。ただ、通期計画の7億円を大きく上回っていることから、業績に対する過度な警戒感が後退し買い戻しの動きが優勢となったようだ。一部商品の価格改定をはじめ、トルコ事業の伸長や医薬品関連事業の増加により、売上高は1246億4000万円(前年同期1246億5800万円)と堅調だった。一方で原材料価格やエネルギーコストの高騰などが響き、利益は押し下げられた。通期見通しは据え置いている。

■JBCCHD <9889>  1,953円  +40 円 (+2.1%)  本日終値
 JBCCホールディングス<9889>が堅調に推移。同社はきょう、自社のSASE(ネットワークとセキュリティーの機能をクラウド上で統合し提供する考え方)運用支援サービス「マネージドサービス for SASE Plus」が、新日本製薬<4931>の全社ゼロトラストネットワーク構築で導入されたと発表。これが買い手掛かりとなったようだ。第1段階として、社員のパソコンやモバイル端末にSASEを適用してテレワーク環境にあわせたセキュリティー対策を実施。今後、社内ネットワークを統合し、順次SASEの適用範囲を拡大する予定だとしている。

■資生堂 <4911>  5,839円  +110 円 (+1.9%)  本日終値
 資生堂<4911>は続落スタートとなったが、その後切り返しに転じた。中国当局が日本時間午後4時から記者会見を開くことがこの日昼ごろ伝わっており、これを受けてマーケットではゼロコロナ政策の見直しに対する思惑が浮上している。中国からの訪日客回復への期待感からインバウンド関連株を物色する動きが出ており、そのなか化粧品株の一角にも買いが入った。資生堂のほか、コーセー<4922>、ポーラ・オルビスホールディングス<4927>が朝安から切り返す動きをみせている。

■三菱重工業 <7011>  5,312円  +76 円 (+1.5%)  本日終値
 三菱重工業<7011>が全体軟調地合いに抗して上値を指向しているのをはじめ、IHI<7013>や川崎重工業<7012>も堅調、石川製作所<6208>なども買い優勢で推移するなど防衛関連株に資金が向かっている。28日、岸田文雄首相が防衛費を2027年度にGDP比2%に増額するように関係閣僚に指示したことが日本経済新聞などメディアを通じて伝わった。これまで日本の防衛費は概ね1%以内を目安としてきたが、ロシアによるウクライナ侵攻を受けてNATO加盟国の間で防衛費を2%に引き上げる動きが相次いでいることから、それに追随する動きとなる。これを受け、防衛関連銘柄の収益機会が拡大するとの思惑が買いを誘導している。

■グローリー <6457>  2,347円  +33 円 (+1.4%)  本日終値
 グローリー<6457>が高い。この日、海外の金融機関向けに店舗の窓口業務を大幅に削減する新製品2機種を12月1日に発売すると発表しており、好材料視された。今回発売するのは、窓口での現金授受を顧客自身が直接行うことを可能にするなど、多様な使い方ができる紙幣入出金機「GLR-200」と、大口の現金取引や小切手入金の自動化にも対応するアシストセルフ機「TellerConcierge(テラーコンシェルジュ)」の2機種。近年、世界各国の金融機関では、店舗の統廃合や少人数での効率的な店舗運営を進めており、窓口業務の省力化・省人化ニーズが高まっていることに加えて、感染症対策の観点からもセルフ運用への対応が求められていることから、新機種発売に至ったとしている。

■因幡電機産業 <9934>  2,797円  +35 円 (+1.3%)  本日終値
 因幡電機産業<9934>が3日ぶりに反発。28日の取引終了後に自社株買いを実施すると発表したことが好感された。上限を55万株(発行済み株数の0.99%)、または15億円としており、取得期間は22年11月29日から23年2月28日まで。同社では、24年3月期までの3期累計で50億円程度をメドとして特別配当や自社株取得を実施する方針を掲げており、この方針に基づいて、株主への利益還元を図ることが目的としている。

■多木化学 <4025>  5,370円  -440 円 (-7.6%)  本日終値  東証プライム 下落率トップ
 多木化学<4025>は急反落。28日の取引終了後、バカマツタケの事業化に向けた「きのこ事業化プロジェクト」について、商業生産設備の着工を2023年以降に延期すると発表しており、これが嫌気された。11月から飲食店などでバカマツタケの品質や調理品の評価を行っており、商業生産設備の着工についてはその評価に基づき市場性を見極めたうえでの判断になるという。今年1月時点では、2022年度内の設備着工を目指して取り組むとしていた。

■エーザイ <4523>  8,988円  -596 円 (-6.2%)  本日終値  東証プライム 下落率2位
 エーザイ<4523>が急落。同社が米製薬大手バイオジェン<BIIB>と開発する認知症薬候補「レカネマブ」を巡り、2例の死亡が報告されたと伝わった。これを受けて28日の米国株式市場でバイオジェン株が下落。レカネマブの実用化を巡る不透明感が意識され、エーザイにも売りが膨らんだ。米サイエンス誌の報道によると、治験に参加していた65歳の女性が脳出血で死亡したという。

■サーラコーポレーション <2734>  744円  -30 円 (-3.9%)  本日終値
 サーラコーポレーション<2734>やアヲハタ<2830>など11月期決算銘柄が売られた。きょうが11月の権利落ち日であることから、配当や優待を目的としていた投資家による売りが出ているようだ。このほか、テクノアルファ<3089>、ファーストブラザーズ<3454>が大幅安となったほか、5月期決算企業ながら11月末時点の株主を対象に株主優待で1万円相当の優待券を贈呈するヴィレッジヴァンガードコーポレーション<2769>も下落している。

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