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【材料】<動意株・21日>(前引け)=QPS研究所、芝浦電子、MS&AD

QPS研究所 <日足> 「株探」多機能チャートより
 QPS研究所<5595>=続急伸。20日の取引終了後に、防衛省から新たに宇宙領域の活用に必要な共通キー技術の先行実証に向けた衛星の打ち上げを受注したと発表したことが好感されている。受注金額は15億6500万円で、納期は28年5月期中を予定しているという。なお、同案件の受注は24年5月期業績予想において想定しておらず、また25年5月期以降の業績に与える影響は精査中としている。

 芝浦電子<6957>=大幅続伸で年初来高値にツラ合わせ。同社は20日取引終了後、「中期経営計画2024-2026」を策定したと発表。最終年度となる27年3月期の連結営業利益目標を75億円(24年3月期実績は51億400万円)としていることが評価されているようだ。27年3月期の連結売上高目標は385億円(同324億100万円)に設定。新市場の開拓、新製品の開発、多角化、先端技術導入、業務提携・共同開発を実行していくという。

 MS&ADインシュアランスグループホールディングス<8725>=切り返し急で年初来高値更新。20日の取引終了後、24年3月期の連結決算発表にあわせ、今期の業績・配当予想と自社株買いの実施を公表した。自社株買いについては取得総数1億3000万株(自己株式を除く発行済み株式総数の8.2%)、取得総額1900億円を上限とする。25年3月期の純利益は前期比65.2%増の6100億円と最高益の更新を計画。年間配当予想も実質増配の見通しで、これらをサプライズ視した買いが集まっている。自社株の取得期間は21日から12月23日まで。今期の年間配当予想は株式分割考慮後ベースで145円とした。株式分割前の水準では435円となる。前期の年間配当270円から実質的な増配となる見込み。なお前期の配当について、同社はこれまでの予想から30円増額している。

※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

出所:MINKABU PRESS

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