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【市況】9日の米株式市場の概況、利下げ観測支えにNYダウ331ドル高で7連騰

NYダウ <日足> 「株探」多機能チャートより
 9日の米株式市場では、NYダウが前日比331.37ドル高の3万9387.76ドルと7日続伸した。米国の週間新規失業保険申請件数が市場予想を上回った。米国での賃金上昇圧力が抑えられ、FRBが利下げに踏み切りやすくなるとの見方が強まり、米長期金利は低下し、主力株への買いを誘った。企業業績の底堅さを評価する向きも多く、全体相場の押し上げに寄与した。

 キャタピラー<CAT>やホーム・デポ<HD>、ゴールドマン・サックス・グループ<GS>が買われ、シェブロン<CVX>とアメリカン・エキスプレス<AXP>、ハネウェル<HON>がしっかり。ユナイテッド・ステイツ・セルラー<USM>が大幅高となった。一方、シスコ・システムズ<CSCO>とイーライ・リリー<LLY>が冴えない展開となり、ロブロックス<RBLX>とビヨンド・ミート<BYND>が急落した。

 ナスダック総合株価指数は43.509ポイント高の1万6346.265と3日ぶりに反発した。アップル<AAPL>やアマゾン・ドット・コム<AMZN>が堅調推移。マイクロソフト<MSFT>とメタ・プラットフォームズ<META>が底堅く、アップロビン<APP>とバンブル<BMBL>が急伸した。半面、エヌビディア<NVDA>が売られ、テスラ<TSLA>が軟調。アーム・ホールディングス<ARM>が安く、ソーラーエッジ・テクノロジーズ<SEDG>とデュオリンゴ<DUOL>、エアビーアンドビー<ABNB>が大きく水準を切り下げた。

出所:MINKABU PRESS

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