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【通貨】外為サマリー:一時151円40銭台に強含むも上値重い

米ドル/円 <5分足> 「株探」多機能チャートより
 1日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時時点で1ドル=151円38銭前後と前週末の午後5時時点に比べて5銭程度のドル高・円安となっている。

 3月29日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=151円35銭前後と前日に比べて3銭程度のドル安・円高で取引を終えた。この日は米国など多くの国が祝日だったことから動意に乏しく、方向感に欠ける相場展開だった。

 1日の東京市場のドル円相場は、午前9時00分ごろに151円43銭まで強含む場面があった。米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長が29日に参加したイベントで「利下げを急ぐ必要はない」と発言したことや、日銀が朝方に発表した3月の全国企業短期経済観測調査(短観)で、大企業製造業の景況感を示す業況判断指数(DI)が前回の2023年12月調査から2ポイント悪化したことがドル買い・円売りにつながったようだ。ただ、日本政府・日銀による円買い介入への警戒感から上値は限定的となっている。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0791ドル前後と前週末の午後5時時点に比べて0.0020ドル強のユーロ高・ドル安。対円では1ユーロ=163円36銭前後と同40銭程度のユーロ高・円安で推移している。

出所:MINKABU PRESS

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