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【注目】本日注目すべき【好決算】銘柄 セラク、ABCマート、トレファク (12日大引け後 発表分)

セラク <日足> 「株探」多機能チャートより

 7月12日の大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

 セラク <6199> [東証P]  ★今期経常を34%上方修正・2期ぶり最高益更新へ
 ◆23年8月期の連結経常利益を従来予想の16億円→21.4億円に33.8%上方修正。増益率が11.6%増→49.2%増に拡大し、2期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。エンジニアの稼働率が改善傾向となったことに加え、販管費の削減なども上振れに貢献する。

 ABCマート <2670> [東証P]  ★3-5月期(1Q)経常は62%増益、株式分割も発表
 ◆24年2月期第1四半期(3-5月)の連結経常利益は前年同期比62.3%増の174億円に拡大して着地。国内景気の回復やインバウンド消費の拡大を背景に、国内既存店売上高が20.4%増と好調だったことが寄与。韓国を中心とする海外もコロナ禍に伴う行動制限の解除を追い風に収益が大きく伸びた。
  上期計画の235億円に対する進捗率は74.4%に達しており、業績上振れが期待される。
  併せて、8月末時点の株主を対象に、1→3の株式分割を実施すると発表。これを踏まえ、年間配当を従来計画の170円→114円に修正。実質1.2%の増額となる。

 CVSベイ <2687> [東証S]  ★今期経常を94%上方修正
 ◆24年2月期第1四半期(3-5月)の連結経常損益は1億8200万円の黒字(前年同期は900万円の赤字)に浮上して着地。全国旅行支援の延長やインバウンド需要の回復を追い風に、ホテルの稼働率や客室単価の改善が進んだことが寄与。
  第1四半期業績の好調に伴い、通期の同利益を従来予想の1億4500万円→2億8100万円に93.8%上方修正。増益率が3.1倍→6.0倍に拡大する見通しとなった。

 トレファク <3093> [東証P]  ★上期経常を15%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も2円増額
 ◆24年2月期第1四半期(3-5月)の連結経常利益は前年同期比32.6%増の10.4億円に拡大して着地。リユースへの旺盛な需要が継続する中、衣料や服飾雑貨などの販売が好調で既存店売上高が高い伸びを示した。
  併せて、上期の同利益を従来予想の12.1億円→13.9億円に15.1%上方修正。増益率が17.7%増→35.5%増に拡大し、従来の2期連続での上期の過去最高益予想をさらに上乗せした。
  業績好調に伴い、上期配当を従来計画の10円→12円に増額修正した。年間配当は23円になる。

 ケイブ <3760> [東証S]  ★前期経常は2億円の黒字に浮上
 ◆23年5月期の連結経常損益は2億1300万円の黒字(前の期は8億1200万円の赤字)に浮上して着地。「モンスターストライク」を主力とするゲーム開発会社でらゲーの買収効果が収益を大きく押し上げた。動画配信関連事業で広告宣伝費が減少したことなども黒字浮上につながった。
  なお、24年5月期の業績見通しについては配当(無配)以外は開示しなかった。

 三協立山 <5932> [東証P]  ★今期経常は61%増益へ
 ◆23年5月期の連結経常利益は前の期比18.6%減の34.1億円になったものの、続く24年5月期は前期比60.9%増の55億円に拡大する見通しとなった。今期は前期までに実施した価格改定効果で建材事業の採算が急改善するほか、欧州子会社STEP-Gにおける自動車分野の伸長によって国際事業の黒字化を見込む。

 ティムコ <7501> [東証S]  ★上期経常が65%増益で着地
 ◆23年11月期上期(22年12月-23年5月)の経常利益(非連結)は前年同期比65.3%増の1億2400万円に拡大して着地。商業施設の客足や旅行需要の回復を背景に、アウトドア事業で防寒衣料や軽量ジャケット、フィッシングギアなどの販売が好調だったうえ、値引き販売の減少も利益改善につながった。
  通期計画の1億5100万円に対する進捗率は82.1%に達しており、業績上振れが期待される。

 CSP <9740> [東証P]  ★3-5月期(1Q)経常は40%増益で着地
 ◆24年2月期第1四半期(3-5月)の連結経常利益は前年同期比40.4%増の15.8億円に拡大して着地。広島サミット関連の臨時警備が好調だったほか、画像関連サービスや防犯カメラの販売なども伸びたことが寄与。
  上期計画の20億円に対する進捗率は79.0%に達しており、業績上振れが期待される。

 コックス <9876> [東証S]  ★今期経常を33%上方修正
 ◆24年2月期第1四半期(3-5月)の連結経常利益は前年同期比75.6%増の5.4億円に拡大して着地。前期に成果があった雑誌タイアップ企画の回数を増やしたほか、ikka店舗のリニューアルを進めたことが奏功した。値引き販売の抑制や固定費の削減なども大幅増益に貢献した。
  第1四半期業績の好調に伴い、通期の同利益を従来予想の4.7億円→6.2億円に33.0%上方修正。増益率が11.6%増→48.5%増に拡大する見通しとなった。

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