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【市況】NY株式:ダウは18ドル高、軟調なISM製造業指数が上値抑える

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

 

1日の米国株式相場は上昇。ダウ平均は18.42ドル高の18419.30、ナスダックは13.99ポイント高の5227.21で取引を終了した。昨日の下落を受けた買い戻しに加えて、週間新規失業保険申請件数が予想より減少したことが好感され、買いが先行。その後は、8月ISM製造業景況指数が節目となる50を下回ったほか、原油安が嫌気され、下落に転じたものの、明日の雇用統計結果を見極めたいとの思惑から引けにかけて僅かに上昇した。セクター別では、半導体・半導体製造装置や家庭用品・パーソナル用品が上昇する一方で銀行や公益事業が下落した。

自動車大手のフォード(F)やゼネラル・モーターズ(GM)は8月新車販売台数が前年同期比で減少し、下落。クラウドベースの顧客管理ソフトなどのセールス・フォース(CRM)は弱気な業績見通しが嫌気され、軟調推移。会員制卸売のコストコ・ホールセール(COST)は8月既存店売上高が予想を下振れ、売られた。一方で、ケーブルテレビ(CATV)のチャーター・コミュニケーションズ(CHTR)は9月7日のマーケット終了後にS&P500構成銘柄に組み入れられることが明らかとなり、上昇。

明日の雇用統計では、失業率は4.8%増、非農業雇用者数は前月比18万人増が予想されており、20万人を上回った場合、9月の利上げが確実視される展開となるだろう。



Horiko Capital Management LLC

《TM》

 提供:フィスコ

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