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【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:協エクシオ、ガンホー、リクルート

協エクシオ <日足> 「株探」多機能チャートより
■インフォマート <2492>  959円  +57 円 (+6.3%)  11:30現在  東証1部 上昇率8位
  インフォマート<2492>が大幅続伸。リクルートホールディングス<6098>は24日の取引終了後、合計6113万株の株式売り出しを発表するとともに、新たな事業として「リクルートファイナンスパートナーズ」を設立し、貸金業登録を申請したことを明らかにした。具体的には、中小企業向けの融資事業を開始する予定であり、同事業の展開に向けインフォMTと協業検討開始に関する基本合意書を締結した。リクルートHDは、既存の金融機関やさまざまなFintech(金融とテクノロジーの融合)企業と積極的な提携を検討する方針を打ち出している。

■協和エクシオ <1951>  1,524円  +68 円 (+4.7%)  11:30現在
 協和エクシオ<1951>が続伸、年初来高値を更新した。大和証券は24日、同社株のレーティングを「3(中立)」から「2(アウトパフォーム)」に引き上げた。目標株価は1300円から1700円に見直した。同社の第1四半期(4~6月)決算は、営業利益が前年同期比22%増となった。システムソリューションでの想定外のマイナス要因があったものの増益率が高く、「ポジティブな決算」と評価。17年3月期は、NTT<9432>グループ向けの受注が計画を大きく上回る可能性をみている。また、18年3月期にかけてはモバイル工事の利益貢献が伸びることも見込んでいる。同証券では、17年3月期の連結営業利益は会社計画の200億円に対し220億円(前期比19%増)を予想。18年3月期は同245億円への増益を見込んでいる。

■ガンホー <3765>  248円  +10 円 (+4.2%)  11:30現在
 24日、ガンホー・オンライン・エンターテイメント <3765> が発行済み株式数の10%にあたる1億0578万9240株の自社株を消却すると発表したことが買い材料。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。消却予定日は9月2日。

■ホンダ <7267>  3,095円  +6 円 (+0.2%)  11:30現在
 ホンダ<7267>は堅調。同社は24日、熊本地震の影響により生産を休止していた熊本製作所(熊本県菊池郡大津町)が通常稼働を開始したことを発表した。震災発生後、熊本製作所の生産については、4月14日夜から一旦休止し、5月6日より海外生産拠点への部品供給を再開。汎用完成機組み立ては5月13日より、被害の大きかった二輪完成車組み立てについては、6月6日より主要機種の組み立てを少量生産で再開し、段階的に生産量を増やしていた。今回、大型モデルを生産するFUNラインの生産準備が整ったことにより、8月22日から、ほぼ通常稼動での生産となっている。

■リクルート <6098>  3,930円  -205 円 (-5.0%)  11:30現在  東証1部 下落率4位
 24日、リクルートホールディングス <6098> が電通 <4324> 、NTTデータ <9613> などによる国内外で6113万4800株の売り出しと、オーバーアロットメントによる上限336万5200株の売り出しを実施すると発表したことが売り材料視された。売り出し株数が最大6450万株で発行済み株式総数の約11.4%におよぶ規模とあって、株式の需給悪化が懸念された。売出価格は9月12日から14日までの期間に決定される。同時に発行済み株式数(自社株を除く)の1.51%にあたる850万株(金額で300億円)を上限に自社株買いを実施すると発表したが買い材料視されなかった。

■資生堂 <4911>  2,581.5円  -83 円 (-3.1%)  11:30現在
 三菱UFJモルガン・スタンレー証券が24日付で資生堂 <4911> の投資判断「アンダーウェイト(弱気)」、目標株価2200円を継続したことが売り材料視された。リポートでは、エクイティストーリーは弱気を継続すると報告。要因として、(1)円高による海外業績の目減り、(2)投資増による利益成長の伸び悩み、(3)市場期待値とのかい離の顕在化、を挙げた。同証券では、16年12月期の連結営業利益を400億円→340億円(会社計画は300億円)、17年12月期を411億円→388億円にそれぞれ下方修正した。

■三菱マテリアル <5711>  268円  -8 円 (-2.9%)  11:30現在
 三菱マテリアル<5711>が反落。24日付で三菱UFJモルガン・スタンレー証券がレーティング「ニュートラル」継続、目標株価を300円から290円へ引き下げた。国内外の価格や数量を見直したことで17年3月期は通期連結営業利益で会社側計画の650億円(前期704億2000万円)に対して従来予想の700億円から640億円へ、18年3月期を800億円から780億円へ引き下げている。

■国際石油開発帝石 <1605>  874.4円  -10.7 円 (-1.2%)  11:30現在
 国際石油開発帝石<1605>や石油資源開発<1662>など石油株が軟調。国際帝石や石油資源は4日続落となっている。24日の米原油先物相場はWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の期近10月物が前日比1.33ドル安の1バレル46.77ドルと下落した。米石油協会(API)が発表した在庫統計で、原油在庫が増加したことから需給悪化懸念が広がった。原油価格はここ高値圏での調整局面となっている

■ファミリーマート <8028>  7,890円  -60 円 (-0.8%)  11:30現在
 ファミリーマート<8028>は朝高後に値を消す展開。日証金が24日、ファミリーマート株について、25日約定分から制度信用取引の新規売りおよび買いの現引きに伴う貸借取引の申し込み停止措置を実施すると発表した。ただし、弁済繰り延べ期限の来た買いの現引きは除く。貸借取引の規制強化に伴って、売買の自由度が制限されるとの見方があるなかで、きょうは買い一巡後に軟調な推移となっている。

■第一三共 <4568>  2,372.5円  -15 円 (-0.6%)  11:30現在
 第一三共<4568>は小幅続落。同社は24日、抗凝固剤エドキサバン(一般名はエドキサバントシル酸塩水和物)について、非弁膜症性心房細動患者における新規用法・用量の追加を目的としたELDERCARE-AF(edoxaban low-dose for elder care AF  patients)試験を開始したことを発表したが株価は反応薄。この試験は、既存の経口抗凝固剤の承認用法・用量での投与が困難と判断された80歳以上の非弁膜症性心房細動患者を対象として、エドキサバン15ミリグラム1日1回経口投与時の有効性(脳卒中および全身性塞栓症の発症抑制)の検証と安全性の確認を目的とした国内第3相臨床試験。心房細動は、心拍数が早く不規則になり、脳卒中を引き起こすことのある病気。現在の日本における心房細動の患者数は65歳以上の20~30人に1人と言われているなか、65歳以上の男性の10人に1人にその疑いがあるという結果がでており、今回の試験の進展が期待される。

■ジー・スリー <3647>  164円  +37 円 (+29.1%)  11:30現在
 24日、ジー・スリーホールディングス <3647> [東証2]が未着工太陽光発電所の買取事業を開始すると発表したことが買い材料視された。再生エネルギー特措法の改正により、17年3月末までに電力会社との接続契約が締結できない場合は原則設備認定が失効することになった。また、設備認定を得たものの建設計画が滞り稼働ができていない太陽光発電所が相当数存在する。このような背景のもと、同社は未着工太陽光発電所を買い取り、同社のノウハウをもとで太陽光発電所を建設する。国内全地域で発電所規模100MW、買収総額30億円を予定している。発表を受けて、業容拡大による将来的な業績への寄与に期待する買いが向かった。

■カーチスHD <7602>  312円  +46 円 (+17.3%)  11:30現在
 24日、カーチスホールディングス <7602> [東証2]が発行済み株式数(自社株を除く)の11.04%にあたる240万株(金額で10億円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことが買い材料。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。買い付け期間は8月25日から17年3月24日まで。

■カヤック <3904>  1,149円  +150 円 (+15.0%) ストップ高   11:30現在
 カヤック<3904>がストップ高。同社は24日、ソニー・インタラクティブエンタテインメント(東京都港区)と今後、VR体験を拡張するコンテンツ開発に取り組むと発表。これが材料視されているようだ。同日から開催されている日本最大級のゲーム開発者向けイベント「CEDEC2016」で、方向性やコンセプトなどを公開。具体的には、プレイステーションVRを使った空間演出として、従来の360度動画では表現できない映像視聴体験の発表を行った。

■オハラ <5218>  695円  +80 円 (+13.0%) 一時ストップ高   11:30現在  東証1部 上昇率4位
 オハラ<5218>が一時ストップ高まで買われ新値追い。前日に値幅制限いっぱいまで買われた流れを引き継ぐかたちとなっている。同社は24日に、低温下で駆動する全固体リチウムイオン電池の試作に成功したと発表しており、これが引き続き材料視されているようだ。試作した全固体リチウムイオン電池は、固体電解質にオハラの酸化物系固体電解質「LICGC(TM)」、正極および負極に酸化物系材料を用い、粉末シートを積み重ねたうえで、焼結により作成。現在、小型電子機器に搭載されている電解液を用いたリチウムイオン電池との置き換えが期待され、17年にかけて課題の抽出・対策を進め、19年には電池部材としての採用を目指すとしている。

●ストップ高銘柄
 1銘柄

●ストップ安銘柄
 なし

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