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【材料】帝人が後場下げ幅を拡大、17年3月期業績予想を下方修正

帝人 <日足> 「株探」多機能チャートより
 帝人<3401>が後場に入り下げ幅を拡大している。前引け後に17年3月期の連結業績見通しについて、売上高を7750億円から7400億円(前期比6.4%減)へ、営業利益を580億円から530億円(同21.0%減)へ、純利益を360億円から350億円(同12.6%増)へ下方修正したことが嫌気されている。先行投入費用の増加に加えて、為替の前提を1ドル=106円へ、1ユーロ=118円へ見直したことなどが要因としている。

 あわせて発表した第1四半期(4~6月)決算は、売上高1742億2600万円(前年同期比9.5%減)、営業利益156億9700万円(同4.4%減)、最終利益114億3600万円(同2.2%増)だった。構造改革などによるコストダウン効果はあるものの、樹脂事業の販売数量の減少やアラミド繊維事業での大型定修の影響で、減収減益を余儀なくされた。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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