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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):ソフトバンク、富士紡HD、東洋水、SBI

ソフトバンク <日足> 「株探」多機能チャートより
■JSP <7942>  2,372円  +158 円 (+7.1%)  本日終値
 28日に決算を発表。「4-6月期(1Q)経常は37%増益で着地」が好感された。JSP <7942> が7月28日大引け後(15:00)に決算を発表。17年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比36.6%増の22億円に拡大し、4-9月期(上期)計画の43.5億円に対する進捗率は50.6%に達し、5年平均の42.7%も上回った。
  ⇒⇒JSPの詳しい業績推移表を見る

■キッツ <6498>  554円  +34 円 (+6.5%)  本日終値
 28日に決算を発表。「上期経常を一転5%増益に上方修正」が好感された。キッツ <6498> が7月28日大引け後(15:00)に決算を発表。17年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比21.0%増の18億円に伸びた。
  ⇒⇒キッツの詳しい業績推移表を見る

■太平洋工業 <7250>  1,166円  +71 円 (+6.5%)  本日終値
 太平洋工業<7250>がマドを開けて買われ3日続伸。同社は28日取引終了後に17年3月期の連結業績予想の修正を発表、売上高は1030億円から1000億円(前期比6.4%減)へ、営業利益を72億円から70億円(同11.0%減)へ、最終利益を60億円から58億円(同18.5%減)へそれぞれ下方修正している。同社はトヨタ系のタイヤバルブ大手メーカーだが、中国の景気減速や為替円高の影響を受け、業績は逆風局面にある。通期業績予想の下方修正も減額幅が小幅にとどまったことが逆に買い戻しを誘発する格好となった。同社の東証信用残は直近22日申し込み現在で信用倍率0.25倍と大幅に売り長の状態で、これが株価に浮揚効果を与えている。

■ソフトバンクグループ <9984>  5,703円  +337 円 (+6.3%)  本日終値
 ソフトバンクグループ<9984>が反発。同社が28日取引終了後に発表した17年3月期第1四半期(16年4~6月期)の連結決算は、売上高が2兆1265億2100万円(前年同期比2.9%増)、営業利益3192億3600万円(同0.2%増)、最終利益2541億5700万円(同19.1%増)だった。米国で展開するスプリント事業の売上高は減少したものの、国内通信事業で通信収入が拡大したほか、ヤフー事業、流通事業も好調でこれを補い、コスト面の合理化効果も寄与した。最終利益については中国アリババ集団などの株式売却益も反映され2割近い増益となったことで、これを素直に好感する買いを誘導している。

■富士紡ホールディングス <3104>  305円  +18 円 (+6.3%)  本日終値
 富士紡ホールディングス<3104>が後場に入って急伸。同社はきょう午前11時30分に、17年3月期通期の連結業績予想修正を発表。営業利益は従来予想の45億円から55億円(前期比51.7%増)に引き上げた。売上高予想は420億円から415億円(同8.9%増)に引き下げたが、半導体デバイスおよび一般工業向け研磨材事業が好調に推移していることが利益を押し上げる。

■東洋水産 <2875>  4,580円  +245 円 (+5.7%)  本日終値
 東洋水産<2875>が反発し、年初来高値更新。29日午後12時30分ごろ、17年3月期の第1四半期(4~6月)連結決算を発表し、売上高は910億7300万円(前年同期比1.2%減)、営業利益は72億1200万円(同17.4%増)と、営業利益が2ケタ増益だったことが好感されている。主力の即席麺事業では、海外市場はメキシコ通貨安など為替の影響で減収となったが、国内市場はカップ麺を中心とした和風麺シリーズなどが好調に推移し、全体の業績を牽引した。また、加工食品事業や冷蔵事業も営業増益に寄与した。なお、通期業績予想は従来見通しを据え置き、売上高3950億円(前期比3.1%増)、営業利益290億円(同2.4%増)を見込んでいる。

■SCSK <9719>  4,300円  +200 円 (+4.9%)  本日終値
 東海東京調査センターでは、きょうは追加緩和の有無や内容によって乱高下することが見込まれるものの、日本企業の業績悪化懸念は6月にかけていったんは織り込んでいるため、中期的に見れば米景気の堅調や経済対策により日本企業は業績下支えが期待できると指摘。追加緩和が失望となっても突っ込み買いスタンスとして、きのうの決算発表をみると情報サービス企業の好決算や自動車部品株の一角で健闘が目立ったことから、個別ではSCSK<9719>、小糸製作所<7276>に注目としている。

■SBIホールディングス <8473>  1,129円  +52 円 (+4.8%)  本日終値
 28日、SBIホールディングス <8473> が発行済み株式数(自社株を除く)の3.37%にあたる700万株(金額で80億円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことが買い材料。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。買い付け期間は8月3日から9月23日まで。同時に決算を発表。17年3月期第1四半期(4-6月)の連結税引き前利益が前年同期比31.8%減の101億円に落ち込んだが売り材料視されなかった。

■アイチコーポレーション <6345>  823円  +34 円 (+4.3%)  本日終値
 28日、アイチコーポレーション <6345> が決算を発表。17年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益が前年同期比27.5%増の10.1億円に伸びて着地したことが買い材料視された。堅調な設備投資需要を背景に、電力業界やレンタル業界向けに高所作業車など特装車の販売が大きく伸びたことが寄与。上期計画の35億円に対する進捗率は5年平均の14.7%を上回る29.0%に達した。

■アイネス <9742>  1,100円  +42 円 (+4.0%)  本日終値
 28日、アイネス <9742> が発行済み株式数(自社株を除く)の1.86%にあたる50万株(金額で5億円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことが買い材料。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。また、8月16日に10.9%にあたる350万株の自社株を消却すると発表したことも支援材料。同時に決算を発表。17年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常損益が1.5億円の黒字(前年同期は0.6億円の赤字)に浮上したことも好感された。

●ストップ高銘柄
 安川情報システム <2354>  248円  +50 円 (+25.3%) ストップ高   本日終値
 DIT <3916>  4,115円  +700 円 (+20.5%) ストップ高   本日終値
 NVC <3394>  3,180円  +500 円 (+18.7%) ストップ高   本日終値
 エスティック <6161>  3,435円  +502 円 (+17.1%) ストップ高   本日終値
 IRジャパン <6035>  781円  +100 円 (+14.7%) ストップ高   本日終値
 など、6銘柄

●ストップ安銘柄
 エナリス <6079>  282円  -80 円 (-22.1%) ストップ安   本日終値
 以上、1銘柄

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