【市況】トルコ・クーデターの影響は軽微、週明け金融市場は堅調推移【連休中、世界の市場はこう動いた】
NYダウ <日足> 「株探」多機能チャートより
前週末15日の米国株式市場でNYダウは前日比10ドル高の1万8516ドルと小幅ながら6日続伸し、4日連続で最高値を更新した。ただ、取引時間の終盤にトルコでクーデターが勃発したと伝えられ、時間外で株価指数先物が下落。リスク回避の動きから円が買われ、1ドル=105円台半ばで推移していたドル円は1ドル=104円60銭台までドル安・円高が進行。ユーロ円も1ユーロ=115円台半ばのユーロ安・円高で前週の取引を終えた。
トルコ情勢は週末のうちにクーデター失敗が判明。週明けの金融市場はリスク回避姿勢が後退、ドルとユーロが対円で買い戻された。アジアの株式市場も香港ハンセン指数が前週末比0.71%高となるなどおおむね堅調推移となった。
週明けの欧州株式市場も独DAX指数、英FTSE100などの主要指数が軒並み反発で始まり、トルコのクーデター未遂の影響は軽微にとどまっている。
18日午後5時30分現在、為替は1ドル=105円60銭台、1ユーロ=116円70銭前後で推移。シカゴの日経平均先物は1万6580円前後をつけ、前週末の現物終値を上回っている。
株探ニュース