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【材料】注目銘柄ダイジェスト(前場):ソフトバンクグ、航空電子、エナリスなど

ソフトバンク <日足> 「株探」多機能チャートより

ソフトバンクグ<9984>:6366円(前日比+138円)
買い優勢。年初来高値を更新している。アリババ株を少なくても79億ドル(約8700億円)相当売却すると発表。アリババ株20億ドル相当を同社に売却するほか、大手政府系ファンドなどに売却するとのこと。手元流動性を確保し債務負担が軽減されるほか、新たな投資余地が生まれたことなどが材料視されているもよう。

航空電子<6807>:1678円(前日比+193円)
急伸。NEC<6701>が同社に対してTOBを実施すると発表している。1株1920円で買付開始は11月を予定。1000万株を買付予定数の上限としNECが保有する株式と合計し50.79%を取得、連結子会社化を目指すとしている。なお、同社は上場を維持する予定とのこと。一方、NECは小幅反落と動意薄となっている。

豊田通商<8015>:2505円(前日比-115円)
6営業日ぶりに反落。大和証券では、投資判断を「2」から「3」に、目標株価を3000円から2630円にそれぞれ引き下げているもよう。利益成長期待の回復には時間がかかると見ており、配当・株主還元強化に対する期待値は低下と指摘している。足元反発基調が強まっていたことも影響し、朝方下げ幅を拡大する場面も見られた。

エナリス<6079>:553円(売り気配)
ストップ安売り気配。東証から特設注意市場銘柄の指定を継続する旨の通知を受けたと発表している。与信管理体制の見直し、内部監査体制の整備及び監査役の監視機能の強化など、改善に向けた取り組みが行われていることが認められた一方、売上の過大計上等が行われていた当時の代表者らに対する取締役会の監視・けん制機能の有効性に関連してなお確認する必要があると判断された。

GMOTECH<6026>:2887円(前日比+500円)
ストップ高。無料対話アプリを手掛けるLINEが7月にも東証に上場する見通しになったと報じられており、GMOTECHやADWAYS<2489>、ネットイヤー<3622>、メディア<3815>など関連銘柄に物色が向かっている。東証が6月に上場を承認する方針を固めたようだ。上場時の株式時価総額は6000億円程度に達する公算が大きく、今年の新規株式公開(IPO)としては最大規模になるという。

オンコリスバイ<4588>:1160円(前日比+126円)
大幅反発。米LBR Regulatory and Clinical Consulting Services, Inc.とHIV感染症治療薬OBP-601(Censavudine)に関するオプション契約を締結すると発表している。LBR社は将来、日本・韓国及び中国(香港・マカオ・台湾を含む)を除く全世界で独占的にOBP-601を利用する前提で、その価値を一定期間検討する権利を得ることになる。また、オンコリスバイはPhase III臨床試験に向けた米国食品医薬品局(FDA)との折衝を開始する。

《KS》

 提供:フィスコ

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