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【通貨】5月31日のNY為替概況

ドル円 <日足> Slowストキャス 「株探」多機能チャートより

31日のニューヨーク外為市場でドル・円は、111円25銭へ上昇後、110円52銭へ反落し110円50銭で引けた。

米国の4月個人消費支出(PCE)が7年ぶりの大幅な伸びを示したことを好感したドル買いが一時強まった。しかし、その後発表された5月シカゴ購買部協会景気指数(PMI)が予想外に50を割り込み、消費者信頼感指数も年初来で最低となったためドル売りが優勢となった。英国の欧州連合(EU)離脱懸念を受けた円買いも強まった。

ユーロ・ドルは、1.1173ドルへ上昇後、1.1125ドルへ反落し、1.1135ドルで引けた。英国の欧州連合(EU)離脱懸念が強まりユーロ売りが優勢となった。ユーロ・円は、124円19銭へ上昇後、123円06銭へ反落。株安を嫌気したリスク回避の円買いが加速した。

ポンド・ドルは、1.4654ドルから1.4465ドルへ下落した。6月23日に英国の欧州連合(EU)離脱の是非を問う国民投票を控えてICM、ガーディアンが実施した最新世論で英国の「EU離脱を支持する」票が「EU残留を支持する」票を上回ったため、英国のEU離脱懸念が強まりポンド売りに拍車をかけた。

ドル・スイスは、0.9887フランから0.9951フランへ上昇した。




[経済指標]・米・4月コアPCE価格指数:前年比+1.6%(予想:+1.6%、3月:+1.6%)・米・4月個人所得:前月比+0.4%(予想:+0.4%、3月:+0.4%)・米・4月個人消費支出(PCE):前月比+1.0%(予想:+0.7%、3月:0.0%←+0.1%)・米・5月消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード):92.6(予想:96.1、4月:94.7←94.2)・米・5月シカゴ購買部協会景気指数:49.3(予想:50.5、4月:50.4)・米・3月S&Pケース・シラー住宅価格指数(20都市部):前年比+5.43%(予想:+5.16%、2月:+5.43%←+5.38%)・米・5月ダラス連銀製造業活動指数:-20.8(予想:-8.0、4月:-13.9)

《KY》

 提供:フィスコ

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