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【材料】本日の注目個別銘柄:パナソニック、フライトHD、群馬銀行など

WSCOPE <日足> 「株探」多機能チャートより

<6619> ダブルスコープ 6570 +430
切り返して反発。前日に公募増資の実施を発表している。122万株の公募、上限18万株のオーバーアロットメントによる売出を実施する。発行済み株式数に占める比率は最大で9.8%となる。ただ、希薄化を嫌気するよりも、調達資金による積極投資が今後の事業成長につながっていくとの期待感が高まる格好になっている。なお、6月末に1:2の株式分割を実施とも発表。

<6954> ファナック 16980 +245
堅調。野村證券では投資判断を「リデュース」から「ニュートラル」に格上げしている。目標株価は15600円を継続のもよう。中国・アジアのFA事業の受注は最悪期を通過、全社営業利益は4-6月期を底に緩やかな回復が予想されるとしている。また、業績面でのネガティブサプライズリスクは低いと見ているほか、総還元利回りが株価を一定程度支えるとも。

<7181> かんぽ生命 2491 +63
続伸。8月から保険料金を引き上げるとの報道が伝わっている。貯蓄性の高い商品は若者や中年層で最大1割強の値上げを行うもよう。約15年ぶりの保険料金一斉見直しとなる。値上げ効果によって年間の純利益は数百億円改善する見通しとされており、金利低下による運用環境の悪化が警戒されていた中で、期待材料視する動きが先行へ。

<6752> パナソニック 1031.5 +36.2
続伸、4月28日以来の1000円乗せとなっている。テレビ用液晶パネルから撤退との報道が伝わっている。価格競争の激化に伴い、採算を確保できないと判断したようだ。収益性の改善につながるとして、評価の動きが先行する形に。今後も不採算事業のリストラが相次ぐといった期待感などにもつながる形へ。

<3753> フライトHD 428 +61
後場は急伸。前引け後、EU圏における大手決済業者であるCredoraxとの業務提携を締結したと発表している。Credorax をEU 圏におけるアクワイアリングパートナーとし、「ペイメント・マイスター」と新型マルチ決済装置「Incredist Premium」をEU圏で販売していく予定。海外市場の掘り起しが進むとの期待が先行へ。

<8334> 群馬銀行 444 +15
しっかり。SMBC日興証券では投資判断を「2」から「1」に格上げ、目標株価は500円を継続としている。MSCI指数からの除外に伴って株価は下落、株価はファンダメンタルズと乖離で割安感が強いと判断。本日のリバランス一巡後はリバウンドが期待できると見ているようだ。なお、SMBC日興証券では、ほくほくFGも同様な観点から格上げしている。

<4528> 小野薬品 4924 +100
しっかり。JPモルガン証券(JPM)では投資判断を「ニュートラル」から「オーバーウェイト」に格上げ、目標株価も4520円から6400円に引き上げているもよう。想定以上に国内オプジーボの市場浸透が早いこと、さらなる追加適応も年内承認が見込まれること、消費税増税に伴う薬価改定がなくなるとみられることなどから、業績予想を引き上げているようだ。

<6098> リクルートHD 3775 +25
商い伴い続伸。本日の大引けでMSCIのリバランスが予定されているが、同社は浮動株比率の上昇に伴い資金流入が見込まれている。みずほ証券の試算では、250億円程度の資金流入としており、売買インパクトとしては約5日分となっている。なお、本日はMSCI除外銘柄が総じて買い先行の展開にもなっている。
《XH》

 提供:フィスコ

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