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【材料】本日の注目個別銘柄:タカタ、クックパッド、GMOクラウドなど

ソフトバンク <日足> 「株探」多機能チャートより

<9984> ソフトバンクグ 5975 -231
さえない。アリババ株が前日の米国市場で前日比6.8%安と大幅な下落となっており、売り材料と捉えられているようだ。会計上の慣行と米連邦法違反の疑いで、米証券取引委員会の調査を受けていると明らかにしたことが嫌気材料視されている。連結会計の慣行、11月の「光棍節」に関するデータなどが調査されているもよう。

<7211> 三菱自動車 576 +29
急伸。燃費不正問題で発生する顧客保証の費用の一部として、191億円の特別損失を前期決算に修正計上すると発表している。金額は今後も膨らむ可能性があるものの、目先のアク抜け感が先行する格好に。また、日産との資本・業務提携で基本合意書を締結したことなども安心感を高めさせる形に。

<1808> 長谷工 1236 +61
買い先行。大和証券では投資判断を「2」から「1」に格上げ、目標株価は1900円を継続している。PER水準は株価が堅調だった13年-15年8月の平均と比べて半分弱の水準にあり、今後はPERの回復が進んでいくと想定している。シェア拡大が進んでいるなか、業界でのマンション施工不良問題も、むしろ同社の優位性を一段と高めている感があり、当面は堅調な業績が続く公算が大きいと指摘している。

<7312> タカタ 458 +80
ストップ高。米投資ファンド大手のKKRが同社を支援する方針であることが分かったと報じられている。KKRでは約6割の株式を握る創業家に代わって、経営再建を主導していきたい方針のもよう。同社では本日、米投資銀行ラザードを財務アドバイザーに起用したと発表していた。KKRの支援による今後の業容再建期待などが高まる形になり、売り方の買戻しなども急がれる状況のようだ。

<3788> GMOクラウド 1310 +99
急伸。子会社のGMOグローバルサインインが、公的個人認証サービスにおけるプラットフォーム事業者として、総務大臣の認定を取得したと発表している。これにより、マイナンバーカードに搭載された電子証明書の有効性の確認ができる「オンライン本人確認サービス」を夏目処に提供していく方針のようだ。

<2193> クックパッド 1473 -96
下げ目立つ。いちよし証券ではレーティングを「A」から「C」に2段階格下げしている。フェアバリューは3200円から850円にまで引き下げへ。新経営体制による今後の事業戦略は大きな修正を伴い、とりわけ、成長ドライバーと位置付けていた「買物情報事業」は本体と独立して展開されることになり、成長シナリオは大幅に見直しているもよう。18.12期の営業利益は従来の340億円から95億円に下方修正。

<4540> ツムラ 2485 -152
さえない。クレディ・スイス証券(CS)では投資判断を「アウトパフォーム」から「ニュートラル」に格下げ、目標株価も3800円から2900円に引き下げている。短期的な反発余地はあるとみられるが、今期業績予想や新中期経営計画の収益水準を考慮すると、状況は厳しそうであると指摘。原料生薬の市況高騰の影響など原価高の影響が残る今後3期間は雌伏期入りと。

<4062> イビデン 1328 -55
軟調。モルガン・スタンレーMUFG証券では投資判断を「イコールウェイト」から「アンダーウェイト」に格下げしている。目標株価も1500円から1100円に引き下げへ。収益牽引役であった電子関連の業績は16年度に赤字転落して黒字転換には時間を要すること、2010年代には業績を牽引する製品の商品化が期待し難いこと、マレーシア工場で構造改革が先送りされていることなどを評価下げの背景としている。
《XH》

 提供:フィスコ

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