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【市況】NY株式:ダウは145ドル高、堅調な原油相場を好感

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

25日の米国株式相場は上昇。ダウ平均は145.46ドル高の17851.51、ナスダックは33.84ポイント高の4894.89で取引を終了した。原油相場の上昇を受けてアジア・欧州株がほぼ全面高となり、米国株にも買いが先行。複数の連銀総裁が追加利上げに積極的な姿勢を示しているほか、前日の好調な住宅関連指標を受けて米景気に楽観的な見方が広がっていることから銀行株に買いが広がり、終日堅調推移となった。セクター別では、銀行やテクノロジー・ハード・機器が上昇する一方で公益事業や消費者・サービスが下落した。

法人向けハードウエア・サービス事業のヒューレット・パッカード・エンタープライズ(HPE)は法人向けサービス事業をスピンオフ(分離・独立)し、ITサービスのコンピューターサイエンス(CSC)と合併させることを発表し、上昇。ソフトウェアのマイクロソフト(MSFT)は携帯電話部門を中心に最大1850人の人員削減を発表し、堅調推移。宝飾品のティファニー(TIF)は決算内容が嫌気され下落したものの、引けにかけて下げ幅を縮小し小動きとなった。一方で、中国電子商取引のアリババ・グループ(BABA)は会計処理について証券取引委員会(SEC)の調査を受けていることが明らかとなり、下落した。

PCメーカーのHPインク(HPQ)はマーケット終了後に2-4月期決算を発表、一株利益は予想を上振れたものの、売上高は下振れた。時間外取引で下落して推移している。



Horiko Capital Management LLC

《TM》

 提供:フィスコ

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