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【材料】本日の注目個別銘柄:東京エレク、東和薬品、JCRファーマなど


<4921> ファンケル 1427 -96
大幅安。前日に4月の月次動向を発表しており、連結売上高は前年同月比4.3%増にとどまっている。13ヶ月連続でのプラス成長となったが、伸び率は7ヶ月ぶりの1ケタ台に鈍化しており、ネガティブに捉えられる形のようだ。なお、会社側では、前年同月にテレビ集中プロモーションなどを展開していたことで伸び率は鈍化しているが、計画通りの進捗としている。

<4680> ラウンドワン 763 +61
急伸。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では投資判断「オーバーウェイト」継続で、目標株価を960円から1160円に引き上げている。人気AM機器導入効果等で国内既存店売上高伸び率予想を上方修正、事業環境の好転により営業利益予想を増額修正などが評価引き上げの背景に。信用取組は大幅な売り長状態にあり、買戻しなども急がれる状況となっているもよう。

<8035> 東京エレク 7906 +107
続伸で年初来高値を更新。先週末の米国市場ではアプライド・マテリアルズが14%高と急伸、国内半導体製造装置各社の買い材料とされている。アプライドでは19日に決算を発表、受注の拡大を背景に、5-7月期EPS見通しは市場予想の36セントを上回る46-50セントとなっている。また、4月の日本製半導体製造装置BBレシオが1.16と5カ月連続で1を上回ったこともポジティブ視されている。

<4553> 東和薬品 5750 +450
大幅続伸。野村證券では目標株価を5100円から5900円に引き上げており、買い材料視されているようだ。減価償却費・人件費増、薬価改定の影響などを考慮しても、今期は営業増益となる公算が大きいとしている。会社計画105億円に対して120億円を予想しているもよう。なお、2017年は大型新薬の特許満了が相次ぐことで、17年1-3月期には工場がフル稼働してくるとも考えているもよう。

<8361> 大垣共立銀行 314 -21
下げ目立つ。カリヨン証券では投資判断を「バイ」から「アンダーパフォーム」に格下げ、目標株価も550円から340円に引き下げている。業績予想を下方修正、来期、再来期も純利益は今期予想並みの水準と想定しているようだ。なお、SMBC日興証券では地銀セクターに関して、今期業績計画は各行とも高めに作ってきた印象で下方リスクも潜むと指摘。

<4552> JCRファーマ 2951 +159
大幅続伸で高値更新。シティ証券では投資評価「1H」継続で、目標株価を3000円から3500円に引き上げている。17.3期の一時金収入を増額し、長期的にはハンター症候群治療薬JR-141の業績貢献を一部織り込んで、業績予想を上方修正しているもよう。国内外で大型薬の薬価に対する風当たりが強くなる中、希少疾患における新薬開発の魅力は増していくと考えているもよう。

<5021> コスモエネルギー 1504 +78
大幅反発。JPモルガン証券では投資判断「オーバーウェイト」を継続、目標株価を1400円から2000円に引き上げている。定期修理隔年化、新規油田開発により今後3年間の実質経常利益成長率は34%と予想しているもよう。利益水準向上、繰越欠損金活用で課題の財務も改善が進展、株主還元拡充意欲も高く18.3期まで毎年増配が実施されるともみている。

<6588> 東芝テック 370 -14
さえない。先週末に決算を発表している。前期営業損益は4.8億円の赤字、最終損益は1055億円の赤字となった。一方、今期は140億円の黒字、5億円の黒字に転換を見込んでいる。前期営業損益は、在庫評価減の計上に伴い、5月12日に下方修正した数値である22億円の黒字を大きく下回っており、ネガティブに捉えられている。今期予想に関しても市場の期待値ほどの回復見通しとはなっていないようだ。
《XH》

 提供:フィスコ

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