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【市況】前場に注目すべき3つのポイント~民泊、AI、ロボット、自動運転などテーマ株物色

NYダウ <日足> 「株探」多機能チャートより

20日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

■株式見通し:民泊、AI、ロボット、自動運転などテーマ株物色
■外資系証券の注文動向:差し引き80万株の買い越し
■前場の注目材料:政府、インフラ輸出の競争力強化へ規制見直す



■ 民泊、AI、ロボット、自動運転などテーマ株物色

20日の日本株市場はこう着感の強い相場展開になりそうだ。19日の米国市場では、引き続きFOMC議事録を受けた早期利上げ観測が重しとなり、NYダウは3日続落だった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比45円安の16595円となり、朝方は利食い売りが先行しよう。

また、19日の上昇局面においてこれまでの抵抗帯となる16800円を超えられなかったことから、同水準接近では戻り待ちの売り圧力が強まりやすい。一方で、きょう開幕するG7財務相会議や来週の伊勢志摩サミットへの期待等により、下値の堅さは意識されやすいだろう。

こう着感の強い展開が想定されるなか、物色の流れとしては個別材料やテーマ株などへ向かいやすいだろう。直近で荒い値動きをみせている中小型株などへは、短期的な値幅取り狙いの資金が集中しやすいと考えられる。週末要因から物色対象は絞られるとみられるが、SOSEI<4565>辺りには引き続き関心が集まりそうだ。

また、テーマとしては民泊、AI、ロボット、自動運転といった材料が出ている。こちらも物色対象は絞られるとは考えられるが、各テーマの中核的な銘柄へは、値幅取り狙いの資金が集中しやすいと考えられる。流れとしては、AI、自動運転辺りの一角に注目したい。


(株式部長・アナリスト 村瀬智一)


■外資系証券の注文動向:差し引き80万株の買い越し

朝の外資系証券5社経由の注文状況は、売り1220万株、買い1300万株、差し引き80万株の買い越しとの観測。なお、直近5日分の注文動向は以下の通り。


5月13日(金):210万株の買い越し
5月16日(月):270万株の売り越し
5月17日(火):10万株の売り越し
5月18日(水):100万株の買い越し
5月19日(木):410万株の買い越し


■前場の注目材料

・NYダウは下落(17435.40、-91.22)・NY原油(48.16、-0.03)
・政府、インフラ輸出の競争力強化へ規制見直す
・民泊、全面解禁へ規制改革会議が答申
・GDP600兆円に向け、AI、ロボットで生産性向上
・無人自動運転車、20年に解禁へ


☆前場のイベントスケジュール

<国内>
・G7財務相・中銀総裁会議(仙台、21日まで)


<海外>
・特になし

《WA》

 提供:フィスコ

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