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【材料】本日の注目個別銘柄:健康コーポ、ワイエイシイ、スズキなど

東エレク <日足> 「株探」多機能チャートより

<8035> 東京エレク 7557 +117
しっかり。ドイツ証券では投資判断を「ホールド」から「バイ」に格上げ、目標株価も7600円から8500円に引き上げている。7-9月から半導体製造装置受注が立ち上がってくるとみられるため、4-6月期の落ち込みが意識される局面では押し目買いを意識したいとしている。ドイツ証券では、17.3期営業利益を1305億円と予想、会社計画1240億円を上回るとみているほか、18.3期はコンセンサスを200億円程度上回ると予想している。

<6503> 三菱電機 1282 +2
堅調。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では投資判断を「ニュートラル」から「オーバーウェイト」に格上げ、目標株価も1300円から1600円に引き上げている。テクニカルな市況底入れを先取り、今後は同業他社比で同社の良さが目立ってくると見ているようだ。また、月面探査機を製造、19年度にも打ち上げへと報じられていることも関心を集めさせる材料に。

<3103> ユニチカ 59 +3
出来高伴い反発。東海東京証券が投資判断を新規に「アウトパフォーム」、目標株価を91円としている。これまでアナリストのカバレッジがなかったため、ポジティブなインパクトにもつながっているようだ。東海東京証券では、中期経営計画に基づく利益成長が織り込まれていないとみられること、希薄化率が過大に見積もられている可能性があることなどを高評価の背景としている。

メガバンク各社ともに買い先行の展開になっている。寄り付き前に発表された1-3月期のGDPは前期比年率で1.7%増となり、市場予想の0.3%増を大幅に上回った。これにより、国内景気に対する過度な警戒感が後退する状況となっているほか、銀行にとってはネガティブとなるマイナス金利の拡大などといった追加の金融緩和策に対する警戒感なども低下する方向とみられる。

<2928> 健康コーポ 857 +60
連日の大幅続伸。一時は昨年6月以来の900円台を回復している。引き続き、一昨日に発表した想定以上の好決算を評価する流れが続いており、とりわけ、今期の大幅増益見通しがインパクトにつながる格好に。短期的には、5月23日に開催が予定されているアナリスト向け会社説明会なども、さらなるカタリストにつながっていくといった期待感があるようだ。

<3238> セントラル総合 388 +803
日連続でのストップ高。先週末から3営業日での上昇率は2.2倍の水準となっている。先週末に発表した好決算を引き続き評価する格好に。前期営業利益は7.7億円で前期比30%増益、従来予想の6.5億円を上回ったほか、今期も10億円で同3割増益を見込んでいる。配当金も前期に続いて今期も連続増配を計画へ。

<6298> ワイエイシイ 1201 +110
大幅高。今期の大幅増益見通しなどを見直す動きが強まっている。今期営業利益は15億円で前期比86%増と大幅な増益見通しになっている。いちよし証券では、会社計画は保守的であり、上振れ余地が大きいと考えているもよう。増収効果が織り込まれておらず、営業利益は同2.6倍の21億円にまで上振れると見込んでいるようだ。

<7269> スズキ 2613 -270
後場は寄付きから急落する展開に。2014年2月以来の2500円割れとなっている。燃費データ取得の際に実施した走行試験で不正があったことがわかったと報じられている。三菱自動車の燃費不正問題が広がりを見せた直後でもあり、警戒感が先行する格好になっている。なお、スズキではデータの改ざん行為はなかったと説明しているもよう。本日、国交省に報告を行うとされている。

<2124> JACR 1498 +76
大幅続伸。前日に発表した4月の月次動向が好感されているようだ。連結売上高は前年同月比33.1%増となり、前月の同24.9%増を上回る増収率となっている。前12月期から2ケタの増収基調が続いているが、今期は一段と増収率が拡大する推移が続いている。会社側では、4-6月期は1ケタ台の増収率に低下する前提としているが、大幅に上回る状況と見られる。
《XH》

 提供:フィスコ

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