【材料】OKIが半年ぶり高値水準、17年3月期業績回復への期待織り込みへ
OKI <日足> 「株探」多機能チャートより
同社が10日取引終了後に発表した17年3月期の連結業績予想は、売上高が5000億円(前期比2.0%増)、営業利益は200億円(同7.6%増)、最終利益は120億円(同81.6%増)を見込んでいる。前期はブラジル経済の低迷に加え、代金支払いが遅延した中国の販売パートナー向けATM出荷停止など試練に遭遇、最終利益は8割減の66億900万円と落ち込んだが、株価面では悪材料出尽くし。今期は交通インフラ関連を中心とした情報通信事業の好調や、メカトロシステム部門でブラジル向け大型案件の出荷開始など、収益環境は順風局面が見込まれる。合理化策の推進も寄与する見通しで、今期の回復に期待した買いを誘導している。
出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)