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【材料】三井不など大手不動産が買われる、好収益環境のなか17年3月期業績に期待感浮上

三井不 <日足> 「株探」多機能チャートより
 三井不動産<8801>、住友不動産<8830>など大手不動産株に買いが優勢。全般相場は足もと売り飽き気分が出ているとはいえ、依然として株価の先行き不透明感が根強いが、不動産セクターは好収益環境を背景とした17年3月期の業績拡大に期待した投機資金の流入を誘っている。

 7日付の日本経済新聞が「不動産大手の収益が拡大する。住友不動産、三井不動産、東急不動産ホールディングスの3社は2017年3月期に営業最高益を更新しそうだ」と報じた。都心部のオフィスの賃料の上昇や、高額案件を中心としたマンション販売の好調が好収益環境を作りだしており、直近の金融政策決定会合では追加緩和は見送られたものの、日銀のマイナス金利政策で市場金利が下落、調達金利コストの低下や有利子負債負担の軽減などもポジティブ材料として意識されている。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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