【通貨】来週の為替相場見通し=GW中に円高進行の可能性も
ドル円 <日足> Slowストキャス 「株探」多機能チャートより
この日は、正午過ぎに発表された日銀会合では金融政策の現状維持が発表された。市場では、追加緩和の実施を予想する向きが多く、失望感からのドル売り・円買いが膨らみ111円台後半から一気に108円台に急落。夕方の欧州時間に入り107円90銭台へ急激なドル安・円高が進んだ。市場関係者からは「チャート的には106円60銭が次のフシ。107円は通過点」と一段の円高進行を予想する見方もある。
来週は、2日と6日を除き休日となるゴールデンウイーク(GW)期間中であり、薄商いとなるなか投機的な売買の流入も予想される。ただ、米国では2日に4月ISM製造業景況感指数や4日の4月ADP雇用統計、6日の米4月雇用統計と重要指標の発表も相次ぐ。米経済指標の内容次第ではドル買いが膨らむ可能性もあり、円高が反転する状況もあり得る。
出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)