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【材料】旭化成、国内大手証券では成長戦略に目新しさは乏しく、積極的なスタンスはとりづらいとの見解

旭化成 <日足> 「株探」多機能チャートより
 旭化成<3407>が小幅続落。現在は下げ幅を縮小している。

 SMBC日興証券は、4月25日に同社が4月に始動した新中期経営計画「Cs for Tomorrow 2018」(17年3月期~19年3月期)を発表し、同日説明会を開催したことを受け、リポートをリリース。新中計では還元性向の目標を35%と設定し、自己株式取得も機動的に行うとの考え方を示したものの、同証券が予想していたキャッシュベースの配当は見送られたと指摘。前中計も含めた積極投資の回収・利益貢献が課題として挙げられると解説。

 同証券では新中計公表を機に、株価は2015年10月に発覚した旭化成建材による杭工事不具合から、ファンダメンタルズへと軸足が徐々に移行するとみるものの、成長戦略に目新しさは乏しく、積極的なスタンスはとりづらいとの見解を示し、投資評価「2」(中立)、目標株価870円を継続している。
《MK》

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