【市況】明日の株式相場見通し=日米の金融会合を前に値固め、ガイダンスリスクへの警戒感も
日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
日経平均株価が前週末までの4日間で、合計1296円と短期間に急騰していたことから、目先的な高値警戒感が意識され、利益確定売りが優勢となった。また、きょう早朝の外国為替市場では、1ドル=111円80銭台だった円相場が午後2時ごろには同=111円ちょうど近辺まで円高・ドル安方向に反転したことも売り材料となったようだ。
市場関係者からは「日経平均株価が先週の4日続伸で、約1300円幅上昇したことに対する反動の売りが出るのは当然。さらに、輸出関連の主力銘柄中心に、業績について会社見通しが市場予想を大きく下回る“ガイダンスリスク”への警戒感も根強いようだ」としている。
25日の東京株式市場は、前週末まで日経平均株価が4連騰で大きく水準を切り上げた反動もあり、主力株中心に利益確定売りに押された。日経平均株価終値は、前週末比133円19銭安の1万7439円30銭と5日ぶり反落した。
日程面では、日中韓3カ国環境相会合(~27日)、3月の乗用車8社の生産・輸出実績に注目。海外では、米連邦公開市場委員会(FOMC、~27日)、米3月の耐久財受注、韓国1~3月のGDP速報値が焦点となる。(冨田康夫)
出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)