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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):ブランジスタ、富士通ゼ、シャープ、しまむら

ブランジスタ <日足> 「株探」多機能チャートより
■ブランジスタ <6176>  6,060円  +1,000 円 (+19.8%) ストップ高   本日終値
 ブランジスタ<6176>が後場に入って急伸。同社はきょう、子会社のブランジスタゲームの第1弾となるゲームで、秋元康氏がプロデュースする「神の手」に関するサービス内容の全貌を5月27日に明らかにすると発表。改めて期待感が高まるかたちとなっているようだ。同社は昨年12月8日に、リリース時期を16年6~7月と予定し、早ければ4~5月になる可能性もあるとコメントしていた。

■シミックHD <2309>  1,634円  +263 円 (+19.2%) 一時ストップ高   本日終値  東証1部 上昇率2位
 22日、シミックHD <2309> が16年9月期上期(15年10月-16年3月)の連結経常利益を従来予想の6.3億円→18.9億円に3.0倍上方修正。増益率が64.9%増→4.9倍に拡大する見通しとなったことが買い材料。医薬品の開発支援や営業支援の受注が好調に推移する中、生産性向上やコスト低減などが奏功し、採算が大きく改善したことが寄与。

■明星工業 <1976>  517円  +47 円 (+10.0%)  本日終値  東証1部 上昇率4位
 22日、明星工業 <1976> が16年3月期の連結経常利益を従来予想の42億円→57.5億円に36.9%上方修正。減益率が32.6%減→7.7%減に縮小する見通しとなったことが買い材料。前期業績の上方修正は昨年10月に続き、2回目。断熱工事などの手持ち工事が順調に進み、売上が計画を上回ったことが寄与。工事採算の改善も上振れに貢献した。前日終値ベースの予想PERが9.2倍→6.4倍に低下し、割安感が強まったことも支援材料。

■富士通ゼネラル <6755>  1,924円  +145 円 (+8.2%)  本日終値  東証1部 上昇率6位
 22日、富士通ゼネラル <6755> が決算を発表。16年3月期の連結経常利益は前の期比7.1%減の258億円になり、続く17年3月期も前期比18.9%減の210億円に減る見通しとなった。ただ、前期の年間配当を18円→20円(前の期は18円)に増額し、今期も前期比2円増の22円に増配する方針とした。6期連続の増配となり、これを好感した買いが向かったようだ。株価は上場来高値を更新した。前期は中東を中心に海外で空調機の販売が伸びたものの、消防システムの販売減少に加え、為替差損の発生が収益を圧迫した。今期は主力の空調機の海外向け販売が拡大し3.2%の増収を見込むが、更新案件の終息に伴う消防システムの減収が響き利益は大幅マイナスとなる見通し。

■シャープ <6753>  152円  +7 円 (+4.8%)  本日終値
 シャープ<6753>が5連騰と気を吐き、150円台を回復。時価はマドを開けて急落した直前、3月15日の水準。同社株は台湾・鴻海精密工業との買収交渉が難儀したことを背景に3月16日に大きく水準を切り下げた経緯がある。その後、無事に鴻海傘下に収まったことで、経営再建期待が高まり株価も底値離脱を鮮明としている。信用取組は信用倍率0.76倍と売り長。貸株注意喚起の規制が入っているが、足もと需給相場の色彩を帯びてきた。

■しまむら <8227>  14,990円  +530 円 (+3.7%)  本日終値
 しまむら<8227>が反発し年初来高値。24日に発表した4月度(3月21日~4月20日)の売上速報で、既存店売上高が前年同月比4.5%増となり、3カ月連続で前年実績を上回ったことが好感されている。4月に入ってからの気温上昇により、機能性肌着(ファイバードライ)やテレビCMで放映した「素肌涼やかデニム&パンツ」、「T’s(ティース)」をはじめとする夏物衣料の販売が好調に推移したという。

■ラオックス <8202>  122円  +3 円 (+2.5%)  本日終値
 ラオックス<8202>が反発。ドイツ証券は、中国出店事業からの撤退を新たに織り込むとともに、国内店舗事業の業績を見直したとのリポートをリリース。国内店舗事業は、客単価の下落は想定線も、客数増が想定を下回っていることを織り込んだ、としている。同証券は、店舗競争力の強化に向けた愚直な取り組みが続くとみて、レーティングは「ホールド」を継続。目標株価は150円から140円へ引き下げている。

■ミッドシティ <3227>  364,000円  +8,000 円 (+2.3%)  本日終値
 MCUBS MidCity投資法人<3227>が続伸。野村証券では、同社の強みはDPS成長に資する新スポンサーの経営実行力と指摘。今後、確度の高い内部成長の実現、東京圏を中心とした外部成長および資産構成変化が期待できるとみて、海外不動産への投資も検討していると解説。レーティング「バイ」、目標株価41万9000円でカバレッジを開始している。

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