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【市況】今週の「特異日」カレンダー(4月25日-28日)

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより

―アノマリーが語る「上げやすい日、下げやすい日」―

 ここでの「特異日」とは、日経平均株価の日足が前日比で上げた場合を「勝ち」、下げた場合を「負け」とした時、過去10年間で「7勝以上」「7敗以上」の偏りを示す、経験則上、上昇・下落しやすい日を指します。

 前週(4月18日-22日)は、18日(月)が「7勝3敗」と唯一の特異日でしたが、週明け早々572円安と大幅下落を演じ25日移動平均線を3日ぶりに割り込んでしまいました。しかし、ここから日経平均の快進撃がスタートします。翌19日は598円高と前日の下げを埋め切って、25日線、75日線の両線を一気に上回ります。結局、週末まで4日続伸となり、週間の上げ幅は724円に達し、2月2日以来およそ2ヵ月半ぶりの高値水準へと駆け上がりました。市場の一部では1万8000円奪還を期待する声も聞かれるようになりました。

 今週(4月25日-28日)は29日(金)が祝日で4営業日、ゴールデンウイークの大型連休突入前の4月最終週となります。特異日は巡ってきませんが、週前半2日間が「6勝4敗」、週後半2日間が「4勝6敗」と、あえていえば「週前半高・後半安」を示唆する勝率となっております。このシナリオに沿えば、前週の勢いを引き継いで週前半に1万8000円にどれだけ迫れるか、あるいは上回れるかが焦点といえそうです。

 スケジュール面では、週末のFOMC結果発表(28日3:00)、日銀金融政策決定会合の結果発表(28日)と日米の重要金融イベントに市場の関心は集中し、連休期間中の為替を含む海外市場の動向とともに、連休の谷間5月6日(金)、連休明け9日以降の日本市場の動向への影響が注目されます。

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