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【材料】OTSが反発、固形がんに対する米国「OTS167」第1相臨床試験の患者登録終了を発表

オンコセラピ <日足> 「株探」多機能チャートより
 オンコセラピー・サイエンス<4564>が反発している。この日寄り前に、米国で実施中のMELK(Maternal Embryonic Leucine zipper Kinase)阻害剤「OTS167」の固形がんに対する第1相臨床試験の患者登録が終了したと発表しており、開発の順調な進捗を好感した買いが入っている。

 同試験は、米国シカゴ大学において、固形がんを対象として、初めて患者に「OTS167」が投与された試験(ファースト・イン・ヒューマン)。静脈内投与における安全性と薬物動態の確認を行うことを目的としたもので、患者登録は、13年8月より開始され、これまでに32人の患者が参加し、中用量までの患者の登録を完了した。

 また、同試験で得られたデータは「OTS167」の後続する臨床試験計画と製剤開発に大きな意義をもたらしており、オーストラリアでは、経口投与による健常成人を対象とした第1相臨床試験でヒトでの良好な消化管吸収性(バイオアベイラビリティ)を確認。急性骨髄性白血病に対する第1/2相臨床試験も開始されており、このことから当初の試験目的(安全性と薬物動態の確認)は達成されたと判断し、患者登録を終了したという。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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