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【注目】今週の「妙味株」一本釣り! ─ 大阪有機化学工業

大有機 <日足> 「株探」多機能チャートより

●大阪有機化学工業 <4187>  【目標株価】690円(15日終値625円)

「16年11月期は2ケタ増益、利益率の高い製品が拡大」

 同社は独立系の化学会社で塗料・インキ・粘接着剤・電子材料部材などの樹脂原料として幅広い産業分野で使用されるアクリル酸エステルで高い技術力を有している。

 16年11月期のアクリル酸エステルは、自動車塗料用や光学材料向け粘着剤用が好調に推移。メタクリル酸エステルも建材向けで回復基調となり、機能化学品事業では、化粧品原料が海外向けで伸びており、利益率の高い製品比率の増加が寄与。これにより第1四半期は連結営業利益で3億9300万円(前年同期比12.4%増)と2ケタ増益を計上、通期予想である18億円(前期比14.0%増)達成へ向け順調に推移している。

 株価は4月5日の年初来安値572円を底に上昇、4月15日には3月17日に付けた高値622円を抜いてきた。実質無借金で財務内容は良好で、PBRは0.6倍の低水準。目先的には2月4日にザラ場で付けた年初来高値690円を目指す動きを期待したい。

●バルニバービ <3418> [東証M] 【目標株価】2500円(15日終値1771円)

「出店順調で高成長が続く」

 同社はカフェ・レストランの運営が主力だが、多店舗チェーン展開ではなく、店舗ごとで異なるブランド運営に強み。外食店には不向きとされてきた立地への出店で新たな市場を開拓しており、出店誘致も活発。これを背景とした順調な出店が続く。また、既存店も独自商品の開発や定番メニュー改廃などで堅調に推移し、業績は高成長を続けている。

 株価は2月12日安値1208円を底に緩やかな戻り歩調を辿っている。時価水準には割安感は乏しいものの、成長ポテンシャルを考慮すると上値余地は大きそうだ。


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