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【通貨】来週の為替相場見通し=産油国会議が相場左右

ドル円 <日足> Slowストキャス 「株探」多機能チャートより
 来週の外国為替市場のドル円相場は、原油価格が相場を左右する展開となりそうだ。予想レンジは1ドル=108円00~110円80銭。

 この週は、原油高やNY株の上昇を受けドル高・円安が進行。15日には一時109円70銭台をつけた。前週に急激な円高が進んだこともあり、売り方の買い戻しも流入した。来週は17日の産油国会議を経て原油価格がどう動くかが焦点となる。同会議で増産凍結の合意に至らなかった場合、原油急落によるリスクオフからドル安・円高となる可能性がある。一方、凍結合意ならドル高・円高基調が一段と強まることもあり得る。

 来週は国内では20日に3月貿易統計が発表されるほか、海外では19日に米3月住宅着工件数、20日に米3月中古住宅販売件数、21日に米3月CB景気先行総合指数が公表される。また21日に欧州中央銀行(ECB)理事会があり、ドラギ総裁の会見内容が注目を集めそうだ。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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