市場ニュース

戻る
 

【材料】東京個別が年初来高値、今期の増収増益や増配予想を好感

東京個別 <日足> 「株探」多機能チャートより
 東京個別指導学院<4745>が3日続伸し年初来高値を更新。ただ、買い一巡後に上げ幅を縮小している。

 同社は6日引け後、16年2月期の非連結決算を発表した。売上高は前の期比8.8%増の170億9400万円、営業利益は同28.6%増の22億1700万円となった。

 8教室の新規開校に加え、マーケティング戦略の成功による問い合わせ増加により、入会者数を大幅に伸ばした結果、月末在籍生徒数は前年を毎月上回り、授業料売上などは毎月堅調に推移し、春期・夏期・冬期の講習会も堅調に推移した。また、新規事業のBenesseサイエンス・文章表現教室、クラスベネッセ、CCDnet(ネット教室)も概ね堅調であったことから増収となった。損益面では、新規開校による規模の拡大、テレビコマーシャルの実施などによる新規生徒獲得活動を積極的に行う一方で、コストの効率化・適正化をさらに追求し、大幅な増益となった。

 同時発表の17年2月期の非連結業績予想は、売上高が前期比5.3%増の180億円、営業利益は同17.2%増の26億円との見通しを示し、好感されているようだ。また、17年2月期の配当予想は26円(中間期、期末それぞれ13円)で、前期の24円(普通配当16円、記念配当8円)と比べ2円の増配となり、株価上昇を後押ししている。
《MK》

株探ニュース

株探からのお知らせ

    日経平均