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【市況】明日の株式相場見通し=自律反発も買いの勢いは限定的、投資家の業績懸念が表面化

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 あす(6日)の東京株式市場は、きょうまでの6日続落で日経平均株価が合計1401円安と急落したことに対する反動から自律反発の動きが想定される。ただ、外国為替市場での円高進行に明確な歯止めが掛からない限り、買いの勢いは限定的となりそうだ。

 日経平均株価は、心理的フシ目の1万6000円台を割り込んだだけでなく、終値で前日比390円45銭安の1万5732円82銭と、年初来安値をつけた2月12日以来約2カ月ぶりの安値水準にまで低下している。

 市場関係者からは「現状の円高進行が続けば、自動車など代表的な輸出企業の17年3月期の想定為替レートは、1ドル=105~110円とならざるを得ない。そうすると、輸出採算の悪化によって、営業減益見通しを公表する企業が目立つ事態を先取りして株価が下げているようだ」との見方が出ていた。

 日程面では、2月の景気動向指数に注目。海外では、FOMC議事要旨(3月15~16日開催分)が焦点になる。(冨田康夫)

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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