【材料】国内大手では日電硝の現行株価は、概ね１６年１２月期業績を反映した水準にあると判断

　日本電気硝子<5214>が小高い。買い一巡後にマイナス転換する場面があったものの、現在は前日終値５７９円近辺で推移している。

　ＳＭＢＣ日興証券は、テレビ向け液晶パネルの生産調整の本格化を主因に、同社の１６年１２月期第１四半期の液晶ガラスの販売数量を前四半期比で９．８％減、平均販売価格を４．０％減と想定するとのリポートをリリース。通常の季節性を超えた調整が行われると予想し、同社の１６年１２月期の営業利益を前期比４．７％減の２１０億円と、会社計画（２２０億円）はやや未達となると予想している。

　同証券は、現行株価は概ね同社の１６年１２月期業績を反映した水準にあると判断し、投資評価を「３」（アンダーパフォーム）から「２」（中立）へ格上げし、目標株価は５２０円から５４５円へ引き上げている。
《ＭＫ》

株探ニュース