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【市況】東京株式(大引け)=54円高、売り吸収し1万7000円回復

日経平均 日足チャート 「株探」多機能チャートより
 4日の東京株式市場は安く始まったものの底堅さを発揮、日経平均株価は後場終盤に上値指向となり、小幅高ながら1万7000円台を回復して引けた。

 大引けの日経平均は前日比54円62銭高の1万7014円78銭と4日続伸。東証1部の売買高概算は26億5272万株、売買代金概算は2兆4902億3000万円。値上がり銘柄数は1422、対して値下がり銘柄数は435、変わらずは86銘柄だった。

 前日の欧米株市場が高安まちまちだったこともあり、きょうの東京市場は方向感を欠いたが、引けにかけて強さをみせた。為替相場で円が強含んだことなどを受け前場の日経平均は小幅安値圏でのもみ合いを続けた。後場寄りに一段高となり、その後再び軟化するなど不安定な展開となったものの、上下の振れ幅は相対的に小さかった。終盤になると再び買いが厚みを増した。資源エネルギー関連や海運株などへの買いが目立っている。結局、2月8日以来ほぼ1カ月ぶりに1万7000円台で着地した。日本時間今晩に予定される2月の米雇用統計の結果を見極めたいとの思惑もあり、週末のポジション調整の動きも絡め、上値も重さが意識された。

 個別では、村田製作所<6981>が高く、ソニー<6758>、トヨタ自動車<7203>も堅調。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>は商いを伴いしっかり。マネーパートナーズグループ<8732>がストップ高に買われたほか、日本ケミコン<6997>、住江織物<3501>も活況裏に値を飛ばした。

 半面、NTT<9432>が軟調、小野薬品工業<4528>は大幅安となった。トリドール<3397>が急落、オカモト<5122>、日本テレビホールディングス<9404>などの下げも目立った。雪印メグミルク<2270>、ピジョン<7956>も値を下げた。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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