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【経済】中国人の「爆買い」:家電から日用品へ、花王やコーセーの生産拡大は相次ぐ


「メイド・イン・ジャパン」にこだわる中国人などアジアの旅行客が、日本で物色する品物は数年前の電化製品から化粧品や薬品、日用品などに移しているもようだ。

台湾メディアによると、日本国内で販売されている電化製品はほとんど外国で生産されている。自国でも手に入るものはわざわざ日本に来て買う意味がなくなっているため、電化製品の爆買いが一段落しているという。一方、化粧品や薬、日用品の大半は引き続き日本国内で生産されているため、最近の旅行客の買い物傾向はこれら商品に変わっていると報じられている。

報道によると、花王<4452>は国内工場2カ所を紙おむつ専門の生産ラインに切り替えているほか、むこう2-3年をメドに300億円投入し、国内外の紙おむつ工場の生産拡大に充当するという。

また、化粧品大手コーセー<4922>も群馬工場の高級化粧品の生産量を拡大させるため、60億円を投入すると報じられた。

ほかに、小林製薬<4967>の熱さまシート、アンメルツなど消炎鎮痛剤、ライオンの中高級歯ブラシなども人気が高いという。

《ZN》

 提供:フィスコ

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