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【市況】東京株式(前引け)=米株急伸受けリスクオフの反動高

 27日前引けの日経平均株価は前日比427円高の1万7136円と急反発。前場の東証1部の売買高概算は10億3624万株、売買代金概算は1兆791億5000万円。値上がり銘柄数は1819、対して値下がり銘柄数は90、変わらずは21銘柄だった。

 きょう前場の東京株式市場は、前日の米国株市場が大きく上昇したことを受け急反発となった。原油市況が足もと下げ止まっていることも投資家の不安心理後退につながり、日経平均は前日の下げ幅を完全に取り戻すだけでなく、一時前日比530円を超える上昇で1万7200円台まで買われる場面もあった。ただ、取引時間中に為替が円高傾向をたどったほか、中国・上海株市場が安く推移していることも影響して前場後半は伸び悩んだ。日本時間あす未明に判明するFOMCの結果や、28~29日の日銀金融政策決定会合を見極めたいとの思惑も買い一巡後の様子見ムードに反映されたようだ。

 個別ではソフトバンクグループ<9984>が売買代金トップで急伸、スズキ<7269>も活況高。サイバネットシステム<4312>も商いを集め一時ストップ高に買われた。ブレインパッド<3655>も値幅制限いっぱいに買われ、さくらインターネット<3778>も値を飛ばした。サムティ<3244>、エムスリー<2413>などの物色人気も目立つ。半面、GSIクレオス<8101>が安く、セイコーホールディングス<8050>も急落。ティー・ワイ・オー<4358>、日本カーボン<5302>、カプコン<9697>なども値を下げている。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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