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【市況】26日の米国市場ダイジェスト:ダウは282ドル高、原油相場の上昇や主要企業決算を好感


■NY株式:ダウは282ドル高、原油相場の上昇や主要企業決算を好感

NYダウ       ナスダック
終値 :16167.23  終値 :4567.67
前日比:+282.01   前日比:+49.18
始値 :15893.16  始値 :4537.04
高値 :16185.79  高値 :4583.21
安値 :15893.16  安値 :4503.53

26日の米国株式相場は上昇。ダウ平均は282.01ドル高の16167.23、ナスダックは49.18ポイント高の4567.67で取引を終了した。原油相場の反発を受け、エネルギーセクターを中心に買いが先行。好調な主要企業決算が相次いだほか、1月消費者信頼感指数が予想を上振れたことが好感され、堅調推移となった。ダウは一時300ドルを超す上昇となった。セクター別では全面高となり、エネルギーや銀行の上昇が目立った。

携帯電話のスプリント(S)は2500人の人員削減を発表して昨日急落したものの、10-12月期決算で赤字縮小が好感され、大幅上昇。医薬品のジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)や革製品のコーチ(COH)は好決算を発表し、堅調推移。ヨガウェアのルルレモン・アスレティカ(LULU)は大手ヘッジファンドが同社株5%を新規取得したことが明らかとなり、買われた。

マーケット終了後に携帯端末のアップル(AAPL)が発表した10-12月期決算は、一株利益は予想を上振れたものの、売上高はやや下振れた。時間外取引で小動きとなっている。

Horiko Capital Management LLC


■NY為替:ドル・円は118円42銭、原油価格の上昇でリスクオン

26日のニューヨーク外為市場でドル・円は、118円28銭から118円62銭へ上昇し118円42銭で引けた。予想を上回った米国の住宅価格指数や消費者信頼感指数、また、1月リッチモンド連銀製造業指数が2ヶ月連続でプラスを維持したことが好感材料となり、ドル買いが優勢となった。また、原油価格の上昇でリスク選好の円売りも強まった。

ユーロ・ドルは、1.0823ドルから1.0870ドルへ上昇し、1.0868ドルで引けた。ユーロ・円は、128円10銭から128円72銭へ上昇。原油、株高に連れてリスク選好の円売りが優勢となった。ポンド・ドルは、1.4236ドルから1.4367ドルへ上昇。ドル・スイスは、1.0152フランから1.0199フランへ上昇した。


■NY原油:反発で31.45ドル、産油国間の協調減産模索の観測で買い戻し

NY原油は反発(NYMEX原油3月限終値:31.45↑1.11)。30.44ドルから32.41ドルまで上昇した。イラク石油相が、「サウジアラビアとロシアが、今は協調減産に関してもっと柔軟な姿勢になっている」との見方を示したことを材料に、原油の買い戻しが優勢になったもよう。

ただ、26日の取引終了後に全米石油協会(API)の週間統計、27日(水)に米エネルギー情報局(EIA)の週報(週次石油在庫統計)の発表が予定され、EIAの国内全体の在庫は増加が予想されていることで、取引終了間際に上昇の勢いが弱まった。


■主要米国企業の終値

銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)

バンクオブアメリカ(BAC)  13.32ドル +0.360ドル(+2.78%)
モルガン・スタンレー(MS) 25.50ドル +0.515ドル(+2.06%)
ゴールドマン・サックス(GS)154.50ドル +3.380ドル(+2.20%)
インテル(INTC)      29.94ドル +0.340ドル(+1.15%)
アップル(AAPL)      99.99ドル +0.550ドル(+0.55%)
アルファベット(GOOG)   733.79ドル +0.170ドル(+0.02%)
フェイスブック(FB)    97.34ドル +0.330ドル(+0.34%)
キャタピラー(CAT)     59.23ドル +1.330ドル(+2.28%)
アルコア(AA)       7.15ドル +0.350ドル(+5.15%)
ウォルマート(WMT)     63.93ドル +0.480ドル(+0.76%)
スプリント(S)       2.99ドル +0.470ドル(+18.65%)

《NO》

 提供:フィスコ

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