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【材料】日空ビルが続急伸、羽田ー米国便発着枠を国土交通省が実質4便増枠提案との報道を買い材料視

 日本空港ビルデング<9706>が続急伸。一時、3日ぶりに4700円台を回復する場面があった。25日付の日本経済新聞が「2月9日からの開催を調整中の日米航空交渉で国土交通省は羽田空港の米国便発着枠を1日12便(1往復で1便)にすることを提案する方針だ。昼時間帯10便、深夜早朝2便を計画。現在は深夜早朝時間帯の8便だけで、実質的に4便増える」と報じた。交渉合意となれば、羽田空港ビルの賃貸管理並びに羽田・成田空港で直営店・免税店を手掛けている同社に買いが向かっているようだ。

 同社は昨年12月に、16年春にはビッグカメラと合弁で羽田空港及び国内外の空港などで家電製品などの消費税免税店を手掛ける合弁会社の設立を発表した。しかし、全般軟調展開となっていたうえ、年初来、世界同時株安展開が止まなったこともあり、前週にかけ続落基調が続いてきた。しかし、前週末の世界の株式市場の全般大幅反発に続き、この日も東京市場続伸展開となるなか、朝方から買いが先行。一時、上げ幅縮小場面を見た後再び、上値を狙う動きとなっている。
(執筆者:熱田和雄 ストック・データバンク)

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