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【材料】平田機工は買い優勢、有機EL装置向けで商機

 平田機工<6258>が買い優勢。同社は自動車部品の自動組み立てラインや半導体業界向け搬送装置など生産エンジニアリングを手掛ける。子会社を設立して有機EL事業にも注力姿勢を示しており、米アップルの有機EL採用の動きは韓国LGをはじめとする大幅増産指向を底流に同社にも商機をもたらす。

 同社は特定有機ELディスプレー製造装置メーカー向けの真空チャンバー(薄膜形成に必須の真空容器)を受託製造している。「真空チャンバー案件は、自動車組み立てライン案件などと違って、発注先メーカーの設計図を基に生産しているため設計負担がかからない」(業界アナリスト)ことも同社に有利に働いている。

 16年3月期最終利益は前期比48%増の14億円と大幅増益見通しにあり、PBRは0.6倍前後と指標面でも割安感が強い。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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