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【市況】【市場反応】米12月ISM製造業景況指数がリセッション時水準、リスクオフ


 外為市場では低調な米国の製造業や建設支出の指標を受けて、世界経済への懸念が強まりリスク回避の動きにさらに拍車をかけた。ドル・円は119円36銭から119円01銭へ下落。ユーロ・円は129円86銭から128円97銭まで下落した。ユーロ・ドルは1.0905ドルから1.0815ドルまで下落し、昨年12月18日来の安値を更新。


 全米供給管理協会(ISM)が発表した12月ISM製造業景況指数は48.2と、改善予想に反して11月の48.6から低下、2009年6月と景気後退時の低水準に落ち込んだ。


 同時刻に発表された11月建設支出は前月比-0.4%と、予想外に昨年6月以来の減少となった。


 事前に民間マークイットが発表した12月製造業PMI改定値は51.2と、速報値51.3から下方修正されたものの予想の51.1は下回った。

【経済指標】
・米・12月ISM製造業景況指数:48.2(予想:49.0、11月:48.6)
・米・11月建設支出:前月比-0.4%(予想:+0.6%、10月:+0.3%←+1.0%)
・米・12月製造業PMI改定値:51.2(予想:51.1、速報値:51.3)

《KK》

 提供:フィスコ

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