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【市況】東京株式(前引け)=買い優勢も商い不足で上値重い

 30日前引けの日経平均株価は前日比61円高の1万9044円と続伸。前場の東証1部の売買高概算は7億5424万株、売買代金概算は7808億7000万円。値上がり銘柄数は1105、対して値下がり銘柄数は679、変わらずは151銘柄だった。

 きょう前場の東京株式市場は、前日の欧米株市場が総じて高かったことで投資家心理が改善し買いが優勢となった。原油市況が足もと反発に転じていることや、外国為替市場でドル円相場が1ドル=120円半ばと円安含みに推移していることも輸出主力株中心にプラスに働いた。ただ、年末年始の休場を前に売買代金は前場段階で8000億円を下回るなど低調であり、上値を積極的に買い進む動きもみられない。値上がり銘柄数は前引け時点で全体の6割以下にとどまっている。

 個別ではトヨタ自動車<7203>が堅調、東芝<6502>が物色人気、富士フイルムホールディングス<4901>も高い。さくらインターネット<3778>が値を飛ばしたほか、アダストリア<2685>が大幅高、キーエンス<6861>も上昇した。シャープ<6753>が買われ、アルパイン<6816>、パイオニア<6773>なども高い。半面、日本郵政<6178>が軟調、小野薬品工業<4528>も冴えない。大日本住友製薬<4506>、日本触媒<4114>も下落した。日本水産<1332>も利益確定の売りに押されている。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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