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【市況】日経平均は大幅続伸、米利上げを受け一時19500円台回復/相場概況


日経平均は大幅続伸。注目された米連邦公開市場委員会(FOMC)では、市場予想どおり、ゼロ金利政策を解除して利上げを始めることが全会一致で決まった。金融政策の方向性が明確になったことが好感され、16日のNYダウは224ドル高となった。こうした流れを受けて、日経平均は314円高からスタートすると、寄り付き後も上げ幅を拡大し、前場に取引時間中としては7営業日ぶりに19500円台を回復する場面があった。ただ、後場に入ると、イベント通過に伴う利益確定の動きもあり伸び悩む展開となった。

大引けの日経平均は前日比303.65円高の19353.56円となった。東証1部の売買高は22億4852万株、売買代金は2兆7809億円だった。業種別では、水産・農林業、不動産業、食料品、陸運業、保険業が上昇率上位だった。一方、鉄鋼のみ小幅に下落した。

個別では、トヨタ自<7203>、三菱UFJ<8306>、みずほ<8411>、ソフトバンクグ<9984>、ファーストリテ<9983>などが堅調。ソニー<6758>、ファナック<6954>、JT<2914>などが2%超、ダイキン<6367>が3%超の上昇。丸井G<8252>は7%近く上昇し、日経平均構成銘柄の上昇率トップに。また、さくら<3778>、一休<2450>が連日のストップ高で東証1部上昇率上位となった。一方、NTT<9432>、村田製<6981>、日東電<6988>、東エレク<8035>、三菱重工<7011>などが軟調。TDK<6762>は4%安と大幅反落。また、コア<2359>、太陽誘電<6976>、ユニデンHD<6815>などが東証1部下落率上位となった。
《HK》

 提供:フィスコ

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