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【材料】リプロセル---肝臓機能を維持したまま培養を可能とする高機能培養液を開発・製品化


リプロセル<4978>は16日、国立がん研究センターと共同開発した、ヒトから採取した初代肝臓細胞向けの高機能培養液「ReproHP Medium」を12月から販売開始する予定であることを発表した。

同社は、国立がん研究センターと共同で、ヒトから採取した肝臓細胞を体外においても高い機能を維持したまま培養を可能とする培養液の開発・製品化に成功。これまで肝臓機能を体外で維持することは技術的に困難とされてきた。今回同社が開発に成功した製品は、培養液の組成成分を見直すことで、従来比で数倍~数十倍の肝臓機能を維持することが可能になるという。既に、国際薬物動態学会(ISSX)で同製品開発に関する技術発表を実施しており、学術的観点からも高い評価を得ている。

同社は、主力事業であるiPS細胞関連製品にも応用していくことで競争力を高めていきたい考え。

《SF》

 提供:フィスコ

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