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【材料】高度紙が続落、コンデンサ用セパレータの鈍化など見込み16年3月期業績予想を下方修正

 ニッポン高度紙工業<3891>が続落。2日の取引終了後、16年3月期の連結業績見通しについて、売上高を従来予想の134億円から120億円(前期比7.2%減)へ、営業利益を6億6000万円から2億円(同63.5%減)へ下方修正しており、これを嫌気した売りが株価を押し下げている。主力のコンデンサ用セパレータが、エアコンなどの白物家電向けや工作機械向けを中心に鈍化すると予想。また、電池用セパレータも電気二重層キャパシタ用セパレータが中国の環境配慮型バス向けが減少し、リチウムイオン電池用セパレータも価格競争が厳しいことなどから、想定を下回るとみているという。
 なお、同時に発表した第2四半期累計(4~9月)決算は、売上高59億1200万円(前年同期比12.0%減)、営業利益1億2700万円(同74.4%減)、純利益2億3200万円(同41.1%減)だった。

高度紙の株価は13時1分現在965円(▼39円)


出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

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