【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(2):キーエンス、信越化、OKI、マツダ
■ノジマ <7419> 1,455円 +65 円 (+4.7%) 本日終値
27日、ノジマ <7419> [JQ] が16年3月期上期(4-9月)の連結経常利益を従来予想の48億円→61億円に27.1%上方修正。増益率が2.1倍→2.7倍に拡大し、従来の2期ぶりの上期の過去最高益予想をさらに上乗せしたことが買い材料。コンサルティングセールスが奏功し、エアコン、冷蔵庫などの高付加価値品や4K対応テレビの販売が伸び、デジタル家電専門店運営事業の採算が急改善したことが寄与。
■電通国際情報サービス <4812> 1,822円 +72 円 (+4.1%) 本日終値
27日、ISID <4812> が15年12月期(9ヵ月の変則決算)の連結最終利益を従来予想の8.4億円→26.8億円に3.2倍上方修正したことが買い材料。保有するビットアイル <3811> の全株式を売却することに伴い、投資有価証券売却益18.8億円が発生することが主因。大手金融機関向け受託システム開発やソフトウエア製品の受注好調に加え、販管費の抑制なども上振れに貢献する。
■日立キャピタル <8586> 3,415円 +130 円 (+4.0%) 本日終値
日立キャピタル<8586>が4日続伸。27日午後に発表された決算内容を好感する買いが続いている。ゴールドマン・サックス証券がポジティブな内容のアナリストレポートをリリースしたことも買い支援材料となっている模様。ゴールドマンサックス証券がリリースしたリポートでは、「決算想定以上:業績予想上方修正・増配はポジティブ」、上期純利益は同証券予想166億円を上回る173億円、通期配当金を76円から84円に引き上げており、同証券予想の80円を上回りポジティブサプライズと紹介。レーティングは「中立」を継続、目標株価は3480円としている。
■キーエンス <6861> 61,190円 +2,330 円 (+4.0%) 本日終値
キーエンス<6861>が反発。同社が27日発表した16年3月期第1四半期(6月20~9月20日)の連結売上高は995億2300万円、営業利益は544億7300万円だった。ファクタリーオートメーション(FA)向けセンサーの販売が伸びた。この決算に対し、ゴールドマン・サックス証券では27日、同証券予想の売上高980億円、営業利益520億円を上振れて着地したと指摘。「米州での売り上げ成長鈍化を日本、アジア、欧州といった他地域で補えている点を高く評価したい」としている。同証券では投資判断の「買い」を再強調するとともに、目標株価は6万円から6万4000円に引き上げている。
■信越化学工業 <4063> 7,212円 +274 円 (+4.0%) 本日終値
信越化学工業<4063>が大幅反発。同社は27日取引終了後、16年3月期第2四半期累計(4~9月)の連結決算を発表。売上高は6458億3600万円(前年同期比7.0%増)、営業利益は1098億1600万円(同12.5%増)、最終利益は766億3300万円(同13.4%増)と増収2ケタ増益を確保しており、市場コンセンサスも上回ったことで、これを好感する買いを誘導している。塩ビ・化成品事業が減益となったものの、メモリーデバイス向けを中心に半導体シリコン事業が好調で全体業績を牽引した。中間配当は55円と前年同期比5円増配したことも評価された。
■沖電気工業 <6703> 204円 +7 円 (+3.6%) 本日終値
OKI<6703>が反発。同社はこの日、デジタルチャイナグループのデジタルチャイナITSと、中国ATM事業で戦略提携したことを発表した。今回の提携により、同社はデジタルチャイナITSにATMをOEM供給、デジタルチャイナITSは、中国の金融機関向けにATMの販売と保守サービスを行う。OKIの持つ世界トップクラスの紙幣還流型ATMの開発技術と生産技術、デジタルチャイナグループの持つ強い顧客基盤と中国全土をカバーする保守網を生かして、シェア拡大を目指していく。
■カワチ薬品 <2664> 2,133円 +73 円 (+3.5%) 本日終値
カワチ薬品<2664>が3日ぶりに大幅反発で年初来高値。同社は27日引け後、16年3月期第2四半期累計(4~9月)の連結決算を発表、利益面が従来予想を上回って着地した。売上高は従来予想の1362億円に対し未達となる1336億9200万円(前年同期比1.3%減)となったものの、営業利益は同21億円に対し22億6200万円(同18.0%増)、最終損益は同13億円に対し17億8700万円(前年同期は58億7200万円の赤字)となった。期初予想に対し退店数が増えたことや新店計画の遅れから、売上高は未達となったものの、利益については、総店舗数の減少に加え、セルフレジおよびLED照明の導入を図るなど、販管費の抑制に努めたことが奏功した。同時に、中間期の結果や足もとの状況を鑑み、下期も販管費の抑制効果が続くと予想することから通期の連結営業利益を従来予想の40億円(前期比42.1%増)から44億円(同56.3%増)へ、最終損益は同25億円の黒字から28億円の黒字(前期は46億7300万円の赤字)へ引き上げられた。
■ダブル・スコープ <6619> 2,895円 +96 円 (+3.4%) 本日終値
ダブル・スコープ<6619>が年初来高値。リチウムイオン電池用セパレーターを韓国で集中生産するが、15年12月期営業利益は前期比3.9倍の13億円を見込むなど好調な業績が評価されている。そうしたなか、同社は27日、創立10周年を迎え、15年12月期の年間配当を従来予想に記念配当として5円上乗せし10円にすることを発表しており、株主還元に前向きな姿勢を好感した買いが入った。また、トヨタ自動車<7203>のエコカーへの取り組み積極化などで収益の追い風環境も引き続き意識されている。今月に入りセパレーターの増産指向が報じられ、これを手掛かり材料に株価は上値追い態勢を強めていた。
■マツダ <7261> 2,395.5円 +71 円 (+3.1%) 本日終値
27日、マツダ <7261> が16年3月期上期(4-9月)の連結経常利益を従来予想の1000億円→1211億円に21.1%上方修正。従来の6.6%減益予想から一転して13.1%増益を見込み、2期連続で上期の最高益を更新する見通しとなったことが買い材料。独自技術「スカイアクティブ」搭載車の販売が好調だったことが寄与。円安による採算改善やコスト削減なども利益を押し上げた。
■ソフトバンクグループ <9984> 6,780円 +178 円 (+2.7%) 本日終値
ソフトバンクグループ<9984>が反発。同社が出資する電子商取引世界最大手のアリババ集団が27日に15年7~9月期決算を発表、営業利益は前年同期比47%増と高い伸びを示し、好業績を背景にアリババ集団の株価は27日に米国株市場で4%超の大幅高で4連騰と上値指向を強めている。これを受け、アリババ株上昇による含み益拡大を材料視する買いを呼び込む格好となった。
株探ニュース
27日、ノジマ <7419> [JQ] が16年3月期上期(4-9月)の連結経常利益を従来予想の48億円→61億円に27.1%上方修正。増益率が2.1倍→2.7倍に拡大し、従来の2期ぶりの上期の過去最高益予想をさらに上乗せしたことが買い材料。コンサルティングセールスが奏功し、エアコン、冷蔵庫などの高付加価値品や4K対応テレビの販売が伸び、デジタル家電専門店運営事業の採算が急改善したことが寄与。
■電通国際情報サービス <4812> 1,822円 +72 円 (+4.1%) 本日終値
27日、ISID <4812> が15年12月期(9ヵ月の変則決算)の連結最終利益を従来予想の8.4億円→26.8億円に3.2倍上方修正したことが買い材料。保有するビットアイル <3811> の全株式を売却することに伴い、投資有価証券売却益18.8億円が発生することが主因。大手金融機関向け受託システム開発やソフトウエア製品の受注好調に加え、販管費の抑制なども上振れに貢献する。
■日立キャピタル <8586> 3,415円 +130 円 (+4.0%) 本日終値
日立キャピタル<8586>が4日続伸。27日午後に発表された決算内容を好感する買いが続いている。ゴールドマン・サックス証券がポジティブな内容のアナリストレポートをリリースしたことも買い支援材料となっている模様。ゴールドマンサックス証券がリリースしたリポートでは、「決算想定以上:業績予想上方修正・増配はポジティブ」、上期純利益は同証券予想166億円を上回る173億円、通期配当金を76円から84円に引き上げており、同証券予想の80円を上回りポジティブサプライズと紹介。レーティングは「中立」を継続、目標株価は3480円としている。
■キーエンス <6861> 61,190円 +2,330 円 (+4.0%) 本日終値
キーエンス<6861>が反発。同社が27日発表した16年3月期第1四半期(6月20~9月20日)の連結売上高は995億2300万円、営業利益は544億7300万円だった。ファクタリーオートメーション(FA)向けセンサーの販売が伸びた。この決算に対し、ゴールドマン・サックス証券では27日、同証券予想の売上高980億円、営業利益520億円を上振れて着地したと指摘。「米州での売り上げ成長鈍化を日本、アジア、欧州といった他地域で補えている点を高く評価したい」としている。同証券では投資判断の「買い」を再強調するとともに、目標株価は6万円から6万4000円に引き上げている。
■信越化学工業 <4063> 7,212円 +274 円 (+4.0%) 本日終値
信越化学工業<4063>が大幅反発。同社は27日取引終了後、16年3月期第2四半期累計(4~9月)の連結決算を発表。売上高は6458億3600万円(前年同期比7.0%増)、営業利益は1098億1600万円(同12.5%増)、最終利益は766億3300万円(同13.4%増)と増収2ケタ増益を確保しており、市場コンセンサスも上回ったことで、これを好感する買いを誘導している。塩ビ・化成品事業が減益となったものの、メモリーデバイス向けを中心に半導体シリコン事業が好調で全体業績を牽引した。中間配当は55円と前年同期比5円増配したことも評価された。
■沖電気工業 <6703> 204円 +7 円 (+3.6%) 本日終値
OKI<6703>が反発。同社はこの日、デジタルチャイナグループのデジタルチャイナITSと、中国ATM事業で戦略提携したことを発表した。今回の提携により、同社はデジタルチャイナITSにATMをOEM供給、デジタルチャイナITSは、中国の金融機関向けにATMの販売と保守サービスを行う。OKIの持つ世界トップクラスの紙幣還流型ATMの開発技術と生産技術、デジタルチャイナグループの持つ強い顧客基盤と中国全土をカバーする保守網を生かして、シェア拡大を目指していく。
■カワチ薬品 <2664> 2,133円 +73 円 (+3.5%) 本日終値
カワチ薬品<2664>が3日ぶりに大幅反発で年初来高値。同社は27日引け後、16年3月期第2四半期累計(4~9月)の連結決算を発表、利益面が従来予想を上回って着地した。売上高は従来予想の1362億円に対し未達となる1336億9200万円(前年同期比1.3%減)となったものの、営業利益は同21億円に対し22億6200万円(同18.0%増)、最終損益は同13億円に対し17億8700万円(前年同期は58億7200万円の赤字)となった。期初予想に対し退店数が増えたことや新店計画の遅れから、売上高は未達となったものの、利益については、総店舗数の減少に加え、セルフレジおよびLED照明の導入を図るなど、販管費の抑制に努めたことが奏功した。同時に、中間期の結果や足もとの状況を鑑み、下期も販管費の抑制効果が続くと予想することから通期の連結営業利益を従来予想の40億円(前期比42.1%増)から44億円(同56.3%増)へ、最終損益は同25億円の黒字から28億円の黒字(前期は46億7300万円の赤字)へ引き上げられた。
■ダブル・スコープ <6619> 2,895円 +96 円 (+3.4%) 本日終値
ダブル・スコープ<6619>が年初来高値。リチウムイオン電池用セパレーターを韓国で集中生産するが、15年12月期営業利益は前期比3.9倍の13億円を見込むなど好調な業績が評価されている。そうしたなか、同社は27日、創立10周年を迎え、15年12月期の年間配当を従来予想に記念配当として5円上乗せし10円にすることを発表しており、株主還元に前向きな姿勢を好感した買いが入った。また、トヨタ自動車<7203>のエコカーへの取り組み積極化などで収益の追い風環境も引き続き意識されている。今月に入りセパレーターの増産指向が報じられ、これを手掛かり材料に株価は上値追い態勢を強めていた。
■マツダ <7261> 2,395.5円 +71 円 (+3.1%) 本日終値
27日、マツダ <7261> が16年3月期上期(4-9月)の連結経常利益を従来予想の1000億円→1211億円に21.1%上方修正。従来の6.6%減益予想から一転して13.1%増益を見込み、2期連続で上期の最高益を更新する見通しとなったことが買い材料。独自技術「スカイアクティブ」搭載車の販売が好調だったことが寄与。円安による採算改善やコスト削減なども利益を押し上げた。
■ソフトバンクグループ <9984> 6,780円 +178 円 (+2.7%) 本日終値
ソフトバンクグループ<9984>が反発。同社が出資する電子商取引世界最大手のアリババ集団が27日に15年7~9月期決算を発表、営業利益は前年同期比47%増と高い伸びを示し、好業績を背景にアリババ集団の株価は27日に米国株市場で4%超の大幅高で4連騰と上値指向を強めている。これを受け、アリババ株上昇による含み益拡大を材料視する買いを呼び込む格好となった。
株探ニュース