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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):スパークス、タカラレーベ、JSR、小野薬

■スパークス・グループ <8739>  330円  +24 円 (+7.8%)  本日終値
 26日に発表した「東京都の福祉ファンドマネジャーに」が買い材料。東京都が福祉関連分野の資金循環システム構築などを目的として創設する官民連携福祉貢献インフラファンドのファンドマネジャーに、子会社のスパークス・アセット・トラスト&マネジメントが選定された。

■エレマテック <2715>  2,932円  +186 円 (+6.8%)  本日終値  東証1部 上昇率2位
 26日、エレマテック <2715> が16年3月期の連結経常利益を従来予想の75億円→82.5億円に10.0%上方修正。増益率が6.0%増→16.6%増に拡大し、5期連続での過去最高益予想をさらに上乗せしたことが買い材料。スマートフォンやディスプレー関連部材の販売が想定より伸び、売上が計画を上回ることが利益を押し上げる。業績上振れに伴い、今期の年間配当を従来計画80円→88円(前期は75円)に増額修正した。前日終値ベースの予想PERが10.4倍→9.4倍に低下し、割安感が強まったことも買い気を誘った。

■タカラレーベン <8897>  647円  +32 円 (+5.2%)  本日終値  東証1部 上昇率9位
 26日、タカラレーベ <8897> が決算を発表。16年3月期上期(4-9月)の連結経常利益が前年同期比6.0倍の14.6億円に急拡大して着地したことが買い材料。主力の新築マンションの販売が好調で、41.3%の大幅増収を達成したことが寄与。マンションやオフィスの賃貸収入が伸びたことなども大幅増益に貢献した。同時に、16年1月に賃貸事業および賃貸管理事業を手掛ける新会社、日興プロパティを設立すると発表。ストックビジネス拡大に向け、賃貸管理事業のグループ内一元化を行う。

■フジッコ <2908>  2,363円  +106 円 (+4.7%)  本日終値  東証1部 上昇率10位
 フジッコ<2908>が急反発。同社は昨日は引け後、16年3月期第2四半期累計(4~9月)連結業績予想の上方修正を発表。売上高は従来予想の283億円(前年同期比4.8%増)から285億9000万円(同5.8%増)に、営業利益は同18億円(同7.4%増)から23億8000万円(同42.0%増)に引き上げた。修正の理由として、成長品群の大幅な伸長に加え売上原価率の低減が進んだことや、投資有価証券の売却益を計上したことを挙げており、株価は約1カ月ぶりに25日線を回復している。

■JSR <4185>  1,967円  +77 円 (+4.1%)  本日終値
 26日、JSR <4185> が発行済み株式数の5%にあたる1189万8660株の自社株を消却すると発表したことが買い材料。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。消却予定日は11月2日。同時に、16年3月期の連結経常利益を従来予想の420億円→395億円と一転5.1%減益に下方修正したが悪材料視されなかった。

■小野薬品工業 <4528>  15,420円  +580 円 (+3.9%)  本日終値
 小野薬品工業<4528>が反発。26日の取引終了後、集計中の第2四半期累計(4~9月)連結業績について、売上高を従来予想の641億円から703億円(前年同期比12.7%増)へ、営業利益を同75億円から145億円(同4.8倍)へ、純利益を同62億円から119億円(同3.6倍)へ上方修正しており、足もとの好業績と並んで通期業績予想の上振れ期待も高まっているようだ。昨年新発売した抗悪性腫瘍剤「オプジーボ点滴静注」や関節リウマチ治療剤「オレンシア皮下注」などの製品売上高やライセンス収入が当初予想を上回ったことが要因という。また当初は上期に計上予定していた販管費の一部が第3四半期以降にずれ込んだことも利益の増額につながったようだ。

■寿スピリッツ <2222>  4,045円  +105 円 (+2.7%)  本日終値
 26日、寿スピリッツ <2222> が16年3月期の連結経常利益を従来予想の21.5億円→27億円に25.6%上方修正。増益率が3.9%増→30.5%増に拡大し、2期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料。イベントによる店頭販促の強化などで首都圏エリアが主力のシュクレイの売上が上振れするほか、洋菓子「ルタオ」などの販売も伸びることが寄与。製造採算の改善や経費の効率化も利益を押し上げる。

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