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【市況】<マ-ケット日報> 2015年9月24日

 大型連休明けとなる本日の市場は日経平均が大幅続落。終値は前週末比498円安の1万7571円で、今月8日以来の安値をつけて引けた。連休中に米株安や中国製造業の景況感悪化、そして独VWの不正問題など悪材料が並び、ほぼ全面安の展開となってしまった。日経平均はフシ目の1万8000円台を割り込み、再び下値模索の様相を強めている。

 昨日の米国市場は中国景気への警戒感からダウ平均が続落した。中国の9月のPMIが6年半ぶりの低水準に落ち込んだことが嫌気されている。下げ幅は一時100ドルを超える場面も。米国市場は日本の大型連休中にトータルで約400ドルの下落(1勝3敗)。中国上海指数は横ばいで推移した。さて、連休中の悪材料を一気に織り込む動きとなった本日の東京市場。日経平均は開始から1万8000円台を割り込み、その後も大引けまで売りに押される一方的な展開となった。外国人の換金売りがまだ止まっていないようで、これに先物への仕掛け的な売りも加わった模様。やはり中国景気の減速はマーケットにとって重荷なようで、減速が続くうちはなかなか本腰の買いを入れにくようである。本日はコマツ <6301> 、新日鉄 <5401> など中国関連銘柄が年初来安値を更新している。日経平均のチャートは1万8000円台を割ったことで、直近9月8日安値(1万7415円)を再度試す展開に。レンジが一段切り下がった格好で、買いはやや慎重姿勢を要しそうである。(ストック・データバンク 編集部)

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