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【市況】東京株式(大引け)=84円高、後場上昇に転じ4日続伸

 10日の東京株式市場は、後場に入って全般相場がプラス圏に浮上し、ジリ高歩調を辿る推移となった。大引けの日経平均株価は、前週末比84円13銭高の2万808円69銭と、4日続伸で7月21日以来、約3週間ぶりに2万800円台を回復した。
 東証1部の売買高概算は、21億9090万株、売買代金概算は2兆6579億5300万円。値上がり銘柄数は1367、対して値下がり銘柄数447、変わらずは75銘柄だった。東証株価指数(TOPIX)は9日続伸し、6月24日につけた年初来高値を1カ月半ぶりに更新した。
 前週末の米株式市場でNYダウ平均株価が7日続落で、約半年ぶりの安値水準となったことに加え、外国為替市場で、やや円高・ドル安傾向が強まったことも懸念材料となり売り先行のスタートとなった。ただ、一方で4~6月期決算の好業績銘柄を個別に買い進む動きに加え、上海総合指数の堅調も買い支援材料となり上昇が加速した。
 個別銘柄では、好業績を発表したSUMCO<3436>や、営業黒字転換が好感されたJDI<6740>が大幅高。4~6月期で営業最高益となったKDDI<9433>をはじめ、大成建<1801>、ソフトバンク<9984>、任天堂<7974>、東レ<3402>、花王<4452>も買われた。半面、7日に発表された「JPX日経インデックス400」の定期入れ替えで、新規採用が見送られた東電<9501>が大幅反落。マブチモーター<6592>、KLab<3656>も下落幅を拡大。ファナック<6954>、ダイキン<6367>、ブリヂストン<5108>も売られた。


出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

最終更新日:2015年08月10日 16時15分

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