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【市況】豪ドル週間見通し:上げ渋りか、豪中銀の通貨高是正方針は変わらず


■上昇、追加利下げ観測後退で買い優勢

先週の豪ドル・円は上昇。豪準備銀行(中央銀行)は4日、政策金利を2.00%に据え置くことを決定した。金利据え置きの決定は予想通りだったが、「豪ドルのさらなる下落が必要になる」との従来の見解が声明から削除されたことが要因。追加利下げ観測は後退し、リスク選好的な豪ドル買いが広がった。取引レンジは89円97銭-92円24銭。

■上げ渋りか、豪中銀の通貨高是正方針は変わらず

今週の豪ドル・円は上げ渋りか。豪準備銀行(中央銀行)はさらなる通貨安は必要ないとの見解を表明したが、豪ドル相場の上昇が続いた場合、9月に利下げを行う可能性は残されている。通貨高是正の方針は堅持されており、米ドル・円相場に大きな動きがない場合、豪ドルの対円レートはやや上げ渋る可能性がある。

○発表予定の豪主要経済指標・注目イベント
・特になし

予想レンジ:90円50銭-93円50銭

《FA》

 提供:フィスコ

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