【特集】<特集> 「JPX日経400」入れ替えの影響を読む
―週明け東芝・東電は売り先行?―
日刊株式経済新聞 編集長
冨田康夫
「JPX日経インデックス400(JPX日経400)」の定期入れ替えが7日の取引終了後に発表された。新規採用は43銘柄、除外は42銘柄だった。市場では、事前に40銘柄前後の入れ替えが予想されていたほか、その内訳も「大まかなところは予想の範囲内」(市場関係者)との見方が出ている。
今回の入れ替えで注目を集めていたのは、「東芝 <6502> 」と「東電 <9501> 」の2社。不適切会計が発覚した東芝は除外されるか、業績急回復の東電の新規採用があるかが焦点だったが、結果は東芝が除外となり、東電の新規採用はなかった。
アナリストからは「東電の新規採用はさすがになかった。ただ、市場では新規採用の期待は高まっていただけに、格好の売り材料となる可能性がある」との見方が出ている。また、東芝に関しては「残留との見方もあっただけに意外感がある。機関投資家からはJPX日経400から除外されたことで売りを出す動きがあるかもしれない」と指摘。週明けの株式市場では、東芝・東電はともに売り先行で始まる可能性もある。
コード 【新規採用銘柄】 コード 【除外銘柄】
1802 大林組 1983 東芝プラ
1803 清水建 2002 日清粉G
1821 三井住友建 2131 アコーディア
2121 ミクシィ 2702 マクドナルド
2127 日本M&A 2726 パル
2193 クックパッド 3774 IIJ
2331 ALSOK 4004 昭電工
3254 プレサンス 4045 東合成
3659 ネクソン 4114 日触媒
3880 大王紙 4634 洋インキHD
4005 住友化 4708 もしもしHL
4403 日油 5012 東燃ゼネ
4922 コーセー 5019 出光興産
5333 ガイシ 5020 JX
5406 神戸鋼 5196 鬼怒ゴム
5929 三和HD 5214 日電硝
5932 三協立山 5393 ニチアス
6486 イーグル工 5471 大同特鋼
6701 NEC 5631 日製鋼
6756 日立国際 5938 LIXILグループ
6770 アルプス 5970 ジーテクト
6807 航空電子 6370 栗田工
6961 エンプラス 6417 SANKYO
6995 東海理化 6502 東芝
7287 日精機 6674 GSユアサ
7732 トプコン 7242 KYB
7733 オリンパス 7245 大同メタル
7846 パイロット 7296 FCC
7951 ヤマハ 7451 三菱食品
8035 東エレク 7947 エフピコ
8050 セイコーHD 8051 山善
8174 日ガス 8218 コメリ
8279 ヤオコー 8270 ユニーGHD
8473 SBI 8508 Jトラスト
8595 ジャフコ 8515 アイフル
8630 損保JPNK 8566 リコーリース
8703 カブコム 9086 日立物流
8725 MS&AD 9364 上組
8804 東建物 9766 コナミ
8850 スターツ 9831 ヤマダ電
9044 南海電 9936 王将フード
9101 郵船 9948 アークス
9678 カナモト
情報提供:日刊株式経済新聞
株探ニュース