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【通貨】来週の為替相場見通し=ギリシャ国民投票が相場左右

 来週の東京外国為替市場のドル円相場は、ギリシャ情勢が相場を左右することになりそうだ。予想レンジは1ドル=121円80~124円50銭、1ユーロ=134円00~138円50銭。この週はギリシャ金融支援協議が物別れに終わり国民投票の実施が発表されたことからリスクオフ姿勢が強まりドルが急落。一時121円90銭台をつけた。また、週末の米雇用統計も市場予想に達しなかった。5日に実施されるギリシャ国民投票は日本時間の6日早朝には結果が判明する見込み。いまのところ、緊縮策への賛成派が多数派を占めるとみられており、ギリシャのユーロ離脱の懸念は後退する可能性がある。この場合、124円を意識するドル高・円安も見込めそうだ。ただ、賛成多数でも総選挙が意識されることから上値は重いとみられる。もし緊縮反対派が多数となれば、ギリシャのユーロ離脱懸念が台頭し再度、リスクオフとなる可能性がある。


出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

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